春愁・秋思(しゅんしゅう・しゅうし)

冬の雪、秋の月、夏の風、春の花
萩の花が好きだった人を思い出す

初めての俳句(31~44)

2020年01月28日 | インポート
令和になっての初めての年始

暮れから正月 小正月までの詠んだ句です
どうかご覧ください
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(31)
律(りち)の調(しら)べ エルガー弾く吾子(こ) 晴舞台
   孫の年一度のピアノ発表会でフランスの作曲家エルガーの曲を弾いた。
   (むずかしい季語がありましたが内容が凡人か?)
  
(32)
分針の進(すすむ)が見えし 年の暮れ
     時の流れが歳とともに最近早いよう感じる
  
(33)
厳寒(げんかん)や始発電車の火花音 
      私の家は電車道に近い、冬の極々寒い朝、架線に氷が付着していて一番電車が通るとファンタグラフから青い火花が出て窓カーテンに映りバリバリと不気味な音が聞こえる。今朝はそうとう寒いと知る

(34)
年(ねん)参り向かふ電車の濃き尾灯

② 年参り車窓幻燈田に映す
  観音さんに二年参りに行く電車は大晦日から元日まで一晩中電車が走ります
  沿線に住む私はいつもと変わりない生活で夜中にトイレに起きて外を見ると
  真っ暗な世界にこうこうと明るい満員電車の車内は別世界に感じた

(35)
初詣 帰る座席の連れだるま 
  
    
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・・・・・・最近行き始めた温泉銭湯の新年の様子を詠みました・・・

(36)
湯仲間の めでた飛びかい初湯かな

(37)
番台の日めくり厚き春四日(よつか)
      「四日」が季語

(38)
あかべこも縦に首振る門(かど)の礼

(39)
番台の片目あいてる福だるま
       開いていた片目は男湯側だった・・

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(40)
車止め外し神職初出社

(41)・・句またぎ
稲株に霜  朝焼けの独鈷山(とっこさん)


(42)・・句またぎ
釣宿は廃墟 瀬は鮎跳ねるかに
    まだ納得してない句です、詠みたいのは
   戸倉温泉に行く途中に「釣宿・船宿」と書いた廃墟の宿があり、
   昭和の頃はこの千曲川の鮎釣りが人気で県外の釣り人が多かったが・・
   そんな時代の流れの釣り宿と対照的に宿の裏手には
   今にも鮎が飛び跳ねるような絶好の瀬が止まらずに流れている。

(43)
繭玉を挙げて横断渡る童
   横断歩道で停車したら一人の女の子が
   どんどん焼きに向かうのだろう
   高々と繭玉を挙げて前を渡って行った

(44)
爺婆(じじばば)の手にて風待つ奴凧
    風がない小春日和、風がなく苦戦している爺婆を
    孫が見ていた。

    (俳句で自分の孫の句はタブーらしいです?
     かわいい、いとおしい以外の感情が無いからだそう)
     と言って初っ端から(31)で詠んでいました(笑)

(45)
注連貰(しめもらい) 被災河原に立つ煙
    千曲川の河原でどんど焼きをしていた

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(37)~(38)
20200123_081630.jpg


(42)
釣宿.jpg


(44)
20200119_143212.jpg

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