ビビリなカイにゃん

　　　　　　　　　窓辺にいるのは
　　　　　　　　　

　　　　　　　　　


　　　　　　　　　やっぱりカイにゃんでした　　　　「　何を見てるの」
　　　　　　　　　


　　　　　　　　　「雪が横に降ってるよ―　」
　　　　　　　　　


　　　　　　　　　「ほら　冷たいよ　」　　「怖くない？」
　　　　　　　　　


ウチのにゃん達は外を知らない家猫。でもカイにゃんは一度だけ外を冒険した事あり。
　　　　　それは以前住んでいた家での話
掃除で窓を開けたとき脱走したらしい。
いないと気付いた時、私は子供が迷子になった時のようにすごく焦った。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　涙が出る寸前だった。
１０分後、口元から『血』を流して帰ってきた。口が少し切れていた。
とにかく帰ってきて、本当に良かった！良かった～
しかし、カイにゃんの冒険は間違いなくたったの１０分間。
「にゃ～あぁぁん」　　
　　　　　　　　猫語はあまり解らないが　これは間違いなく「怖かった」と言っている。
１０分間の冒険でいったい何があったのか・・それは想像するときりがないが
その時からカイにゃんのビビリな生活がスタートとなった