tarohanaきままな記録

わんこ3匹毎日頑張る!

引き続き生きるということ

2009-07-15 03:51:47 | インポート
昨晩、戸塚洋二先生のドキュメンタリーを見ました。
few more monnths、またすごい方がいるものだと驚いております。
確かに癌患者の記録は少ないとは常々思っておりました。
いったいこれからどんな状態になるのか、ネットでもいろいろ探しておりますが、
なかなかこれだと思うものが見つかりません。
病院の先生も必要最低限の言葉しか発せず、こちらから質問しても
丁寧な説明は得られないのが現状です。
 我が父は幼少のころ破傷風にかかり、病院に行ったのが最後、それから肺癌による
肺炎で入院するまで約60年ほど病院にかかったことがありませんでした。
信じられない話ですが、本当の話。ですから、肺癌で病院に入り、先生と対面するにあたり
かなりの緊張感があったわけです。そして当然ながら先生は先生なのです。
でも、その先生は父が思うように説明してくれない。
最近はときどき、先生に対しての不満のようなものをクチにすることがあります。
”どうせ死ぬのだからと思っているのか、たいした説明をしない”と。
つらいですね。返す言葉を失います。先生にとってはたくさんいる末期の肺癌患者の1人、
延命の治療しかできない患者の1人なのでしょうね。
”いきなり肺癌末期だと言われてるんだから、何もわからない。こういう病気でこんな風になって、
こんな症状がでてくるのだと教えてくれなければわからないのに・・・”
通いでの抗がん剤の治療を始める前ですが、看護士による副作用の説明がありました。
その中で、強い耳鳴りがしたらすぐに先生に連絡を入れてくれと言う話があったのです。
治療をうけて何日か目にいきなり耳鳴りがしだし、かなりあわてたようで、看護士のいった通り
がんセンターに電話を入れ先生の指示をあおいだのです。ところが先生からは
”耳鳴りはどうしようもない。あまりひどいようであれば近くの耳鼻科に行ってみて”という回答。
これにはかなりがっかりしたようです。看護士にも先生にも不信感をもった父。
1年前のことですが、今でも病状の話とかしだすと、必ずこの話がでます。
”何もしてくれないなら、なぜ看護士がすぐに病院に連絡してなんて説明するんだ?!”
確かにその通りでしょう。
直らない病気を治療している人間の気持ちはどんなものなのか。
昨年3月の告知から1年4ヶ月、このところ食欲が落ち、体重が減ってきております。
病気知らずの頑丈な体がだんだん細くなっていく。
これからどんなことがおきるのでしょう。