アリムタ継続・・・

今日、検診日。
5月14日から始めたアリムタ。
腫瘍マーカーが上昇してきたため、骨シンチと全身CTの検査を入れての結果。
どちらの画像からもがんが小さくはなっていないが、増大もしていない。
今の抗がん剤ががんを抑えてているということでしょう。
アリムタ、続けましょう。
腫瘍マーカーは、前回10.5から今回15へまた上昇している。
とりあえず、病状は現状維持ということでみな一安心。

帰りに畑に寄って草刈りとくるかもしれない台風対策をした。
きゅうりといんげんが見事に実り始めている。台風がよけてくれるといいが。
ごぼうを掘るのに息苦しい父。途中であきらめる。
イチゴの周りにはびこる雑草を抜きながら来年のことを考える。
できるところまで頑張る。それしかない。

来月9日にランマーク。16日にアリムタ投与予定。
アリムタ5が月目へ・・・

最期の栗拾い？

今日今年初めての栗拾いに行ってきた。
石岡の栗畑。
毎年8月中旬頃に草刈りに行って、8月末には早生栗を拾い、
近所中に配るほどの収穫のあった父の栗畑。
今年は体調の関係でいけないと言っていたのだが、
一度だけいってみるかということに。

車で現地まで送り、約2時間。父一人で栗拾い。
草ぼうぼうでとても私たちは足を踏み入れられない。
子供たちが小さい頃、ここで何度かキャンプをしたことがあるが、
今の現地はとても想像がつかないほど荒れ果てている。

待っている間、昔のこと思い出しながら、玉里の運動公園でわんこと散歩していた。

キャンプ、なつかしいなぁ。下草もきれいに刈ってあり、栗畑の間に畑があって。
そう、このころは父が藤代から電車でかよって、結構きれいにつくっていたんだ。
特製の自家製小屋もあって・・・（廃材でつくるのだ）

わんこ3匹、子供4人（従弟含め）とテント二つ張り2泊くらい。
カブトムシ、クワガタをとったり、オニヤンマをみつけたり、夜は大騒ぎで花火をやって。
まわりに住宅がないから、本当に好き放題。そうだ、父がブランコをつくってたっけ。木のブランコ。
そうそう、畑を下りていくと川があって、魚釣りもしたっけ。
子供たち覚えているかなぁ。
そして帰りはいつも海によって帰った。わんこの太郎が海大好きで。
運転手は私一人で大変だったけど、楽しかったなぁ。けんかもいっぱいしたんだろうけど、
覚えているのは楽しかったことばかり。


最期の栗拾いだと。胸が苦しくて栗いっぱい入ったリュックをしょうことができないって。
「ここも見納めだ」と車に乗り込む父。
ご近所と仲良しさんに配って、今年初の栗をいただいた。
ほくほくでとってもおいしかった。じいの畑の最期の栗だよと言うと、栗なんて見向きもしない子供たちも
手に取った。

肺、かなり苦しいんだろうか。
来年はもう本当に行けないんだろうか。

そろそろアリムタ耐性か

ずっと記録を怠ってしまった。

７月２４日　検診日
CEA若干増加　９．５へ。
アリムタ投与。

８月１４日　検診日
暑くてどこにも出れず、気持ちも暗くなる猛暑。
ひざの痛み、足のだるさ。食欲のなさ。
この日は少し心配だったが、仕事だったため、父一人で病院へ。
CEAはなんと１８．９へ。
アリムタは投与。

この数日後、夜寝る前の妙に口数の多い父。
「畑はあと一年はできると思うんだが。来年、きれいにして返そう。
近場に少し小さな畑を借りてお前もやってみたらどうなんだ。一通り教えてやるから。」

９月４日　検診日
仕事休みで母と二人、アリムタ耐性をほぼ覚悟して病院へ付き添うつもりだった。
朝、出かける段階で、父は一人で行くと言い張り、結局電車で一人で行った。
よくわからないが、CEAは１０．５と下がっていた。
先生も実際のところを見ようと検査をやることに。
１０日、骨シンチ、２４日、全身のCT検査。
この結果で次の抗がん剤をどうするか決めると言われたそうだ。

CEAが下がったと聞いて元気を取り戻した感の父。
畑にレタスとキャベツとブロッコリーの苗を植え、さらに同じ野菜の種まきをする。
だいぶ疲れがでるようで、はあはあと荒い息遣い。以前の父ではない。

アリムタ４か月で耐性か。
次の抗がん剤は・・・
ここからはあっという間なのか、それとも・・・

父の発病と同時にいろいろな方のブログを読んでいたが、だんだんと寂しくなっていく
ことにそろそろ父もかと覚悟するこのごろ。

でも頑張っているよな。