tarohanaきままな記録

わんこ3匹毎日頑張る!

定期検査の結果

2011-10-27 18:31:28 | じいの病状日記
先週の金曜日が定期健診日。
孫に車を出してもらえず、電車でがんセンターまで。
前回血圧が高く、薬を処方してもらいながら、すっかり忘れていた父。
病室に入るなり、どうして血圧を測ってこないのかとしかられたそうだ。
測ってみると、また高血圧。どうして病院で測ると高くなるのか。
前回処方された薬はまったく飲んでいないのに、そのことを説明しているのかどうか。
また同じ薬を処方してもらってきた。
レントゲンでは肺がんに変化はなし。CEAの結果は出てなかったが、
イレッサはまた一か月分処方される。

血圧の問題があるものの、イレッサを一か月分、いただいたことで、
一安心。
伯父の四十九日がすぎたら、次の検診日までを目標として
片付けを始める予定だ。
自宅にはいろいろ問題があり、父も私も母もそれぞれストレスをかかえ
あまり体調がよくない。母などは嘔吐を繰り返し食欲なし。
私も久々に長い頭痛に悩まされて・・父は一日一日違った気分で・・・
頑張ろう、家族で。

次回の検診日に休みが取れるといいのだが。
とりあえず肺がんⅣ期を告知されて来年の3月で4年になる。



伯父の家で

2011-10-13 11:43:43 | インポート
昨日、思い立ってこれから解体しなければならない伯父の家をのぞきに行ってみた。
だいぶ片付けれ、近くの親戚が必要とするものはすべて持ち去った様子。
書棚だけ手が付けられていなかったので何気なく引出を開けてみると・・・
なんと、古い絵葉書の入った小物入れが出てきた。
母の父は小樽の人で、好きなことをやりたいとかで家出をし、茨城に住みついたそうだが、
親は長男がみるものと、あとから北海道より、親(母の祖母)がたくさんの荷物と一緒に送られてきたそうだ。
その時にいろいろなものを持ってきたそうで、どうやらその中のひとつらしい。
それにしても一挙に明治時代を感じてしまった。玉手箱のようで。
よく捨てられずにここにいてくれたと、感極まってしまう。
私の曾祖母というひと、一枚の古い写真でしたか知らなかったが、急に現実味を帯びて
一人の人間として感じられ、どのような気持ちでこの絵葉書を大切にしまっておいたのかとか、
小樽での裕福な暮らしから、茨城にきての貧乏暮らしにどのような気持ちでいたのかとか。
頭の中をめまぐるしくいろいろな思いが交差し、久しぶりに興奮した。
およそ150枚はあると思われるその一部をアップしてみる。


アイヌの熊祭とある。




オモタイ遊園地とある。 今はもうないみたい。


明治三十七八年、陸軍凱旋観兵式か・・・


大正天皇が皇太子の時に北海道を訪れ、その時の絵葉書らしい。






定山渓鉄道の電化記念の絵葉書3枚。




小林写真館製、室蘭の絵葉書一式。

ネットで調べながら、遠い昔のにおいをかいでみる。
すばらしいものを残してくれた。
また、捨てられる前によくぞ、私に気づかせてくれた。
久々にうれしい出来事だ。


伯父の死で落ち込んで

2011-10-07 21:50:08 | じいの病状日記
自分よりあとに宣告され、自分より先にそれもあっという間に逝ってしまった義兄に対し
かなりショックを受け、落ち込んでいた父。
葬儀のごたごたはまだ続いている。
人が急にこの世から去るとこんなにも問題が起きるものなのだろうか。
つくづく身辺整理は常にしておくべきだと実感してる。
そのごたごたにもいらいらし、ふさぎ込むことが多く、母と私はかなり心配してた。
それに加え、目が真っ赤に充血、目やに、目の周りの皮膚の荒れ等、イレッサの副作用かと思われる
症状が激しくなり、ますます落ち込んでいた。
無理やり眼科に連れて行ったところ、目に傷をつけたとのことで抗生剤を処方してもらった。
この目薬が効いて、目の調子がよくなると、また元気に。なんと今日は成田山まで行ってきたとのこと。
この浮き沈みの激しさがやはり、末期のがん患者なのだろうと私は思うのだ。
一日一日気分が変わるのだろう。
だめかもしれない。年内は大丈夫かもしれない。明日はないかもしれない。いやまだまだイレッサが効くかもしれない。
日々悶々とした心中なのだろう。きっと。
来週の金曜日の結果がまた怖いのだ。父も母も私も。
イレッサは魔法の薬。余命を倍にはしてくれるが、直すことはできない。本当に束の間の魔法のように。
父はいつ魔法からとけてしまうのか。
2年を過ぎ、また一か月一か月が怖い。