tarohanaきままな記録

わんこ3匹毎日頑張る!

イレッサ開始後10カ月経過

2010-06-23 13:34:08 | じいの病状日記
 今日は診察日。
1週間前の脳の検査結果もあり、少しドキドキして待合室で待つこと約1時間半。
待ち時間の間に隣にすわっていた方が母に話しかけている。抗がん剤治療がきき、5年たった方で定期的な検診にきているという。
運がよくてとその方。副作用の話、いろいろ辛かったと。でもがんがなくなって5年経過しているじゃない。話を聞いていてそう思っている自分がいる。
こちらの病状をいろいろ聞いてくるその方への対応に少し困ったような母。そりゃそうだ。こっちは末期の肺がん。延命の薬しか飲むことができないのだから。
人の気持ちってわからないなぁとつくづく思う。あとどのくらいで薬の耐性ができるのか不安になっている私たち。複雑な思いで名前が呼ばれるのを待つ。

O医師の診察はそっけない。
今日の会話。
医師   どうですか?
父    変わりないです。
医師   そうですか。血液検査の結果もレントゲンでもそう変化はないので、このままイレッサを続けましょう。
私    あの、先週の脳の検査結果はどうだったのでしょうか?
医師   あっそうだ。どれどれ・・・うん、大丈夫ですね。大丈夫。
母と私  よっかた。よかったねえ。
医師   では次ですが、7月28日で、イレッサは35日分処方しておきましょう。
母    吐き気止めの薬を少し余分にください。
医師 そうですか。まだ吐き気がありますか。では20日分くらい出しておきましょう。
私    いつもすみませんが、血液検査の結果をプリントアウトしてください。
     それと・・どんなふうになってくるとイレッサが利かなくなったんだということになるのでしょうか?
医師   そうだね。なんか病状に変化がでてきますよ。もうすこしで一年経ちますか?そろそろかもしれない。ずっと効くことはないから。
     約半数の方が1年くらいで効かなくなってますね。でももっと長く効く人もいる。人によって違います。
     効かなくなるまでイレッサを続けます。

先生は脳のMRIを先週とったことも見落とし。いつもながらに本当にこの先生で大丈夫なのかという不安になる。
偉い先生だということで前任のK医師からバトンタッチされた先生。こんなに一人ひとりのカルテに目を通さないということがあるのだろうか。
肺のCTももう1年以上とっていないだろう。脳のMRIだって。こっちは検査の結果をドキドキしながら聞きに来たのに。
こっちから言わないと撮ったことすら把握していないなんて。あり得ない。
いつもながらに末期の肺がん患者だからなのか、とうい思いがこみ上げてくる。イレッサが効かなくなったとき、この先生はどんな提案を
してくれるのだろうか。私は不安でいっぱいなのだ。父はあきらめているのか。

血液検査の結果には今回のCEAの値はまだ出ていなかった。肝臓の数値に変化はない。
また1か月の猶予をもらった。とりあえず、次回の検診までまだ大丈夫と信じて生活できる。これから先の1か月、1か月の検診日は
緊張したものになりそうだ。やりたいことをやらせてあげたい。

疲れたのか。病院から帰ってくると食事をして、すぐ寝てしまった父。
電動自転車はお気に入り。毎日、畑いったり、サイクリングしたりしているようだ。帰宅するとバッテリーが充電中になっている。
充電完了するのを楽しそうに待ち、完了すると自転車に取り付ける父。もう少しはやく購入するべきだった。
だいぶ体力が落ちて、辛かったに違いない。私たちに坂がきつい(肺がいかれだした)と言えずに我慢していたのだ。
もう半年、時間が欲しい。