あと一週間で検診日

次の検診日まであと一週間。
梨本さんが肺がんであっという間に死んでしまったというニュース。
昨晩久しぶりに父と母とがんの話をした。

梨本、2か月半くらいで死んじゃったってな。
おじいちゃんは本当に薬が効いて・・・
もう2年か？
いや告知されてから2年半になるよ。
今年74歳だよ。
71歳で死んじゃうかとおもったのにね・・・
あと一年薬の耐性がでないといね。
来年も畑できるといいね。

父とはそれ以上の話はできない。
どう思っているのか、聞けない。

子供は恐ろしいことをいうものだ。
若いし、父の肺がんを実感として受け止められないのか。それとも軽い気持ちからなのか。

いいんじゃない、肺がんで死んでも。
体調が悪いって医者へ行って、その時にはもう手遅れ、末期です、だろ。
それから2カ月くらいで死んじゃうのって。その2カ月の間、苦しいのかな。
ある程度の年だったら、それっていいんじゃない？

あほ。まったく自分のこととして受け止めていない。
隣に寝ている父がどんな思いで聞いているのかとはらはらさせられる。
実際のところ、子供たちはおじいちゃんが末期のがんだとわかっていても、実感がないのかもしれない。
イレッサが効いてからは力持ちではなくなったものの、以前のじいちゃんとそう変わらないのだから。
これで本当に末期のがんなのって感じ。

でも実際のところ、こくこくとその時がせまっているのかもしれない。
まるで爆弾をかかえているかのように、その時がいつになるのか、不安でいる。

その時はいつ？
そしてそれからどうなるのか？


自分も会社の定期検診でひっかかり、明後日2次検査にいかなくてはならない。
病院はいやだなぁ。