最期の栗拾い？

今日今年初めての栗拾いに行ってきた。
石岡の栗畑。
毎年8月中旬頃に草刈りに行って、8月末には早生栗を拾い、
近所中に配るほどの収穫のあった父の栗畑。
今年は体調の関係でいけないと言っていたのだが、
一度だけいってみるかということに。

車で現地まで送り、約2時間。父一人で栗拾い。
草ぼうぼうでとても私たちは足を踏み入れられない。
子供たちが小さい頃、ここで何度かキャンプをしたことがあるが、
今の現地はとても想像がつかないほど荒れ果てている。

待っている間、昔のこと思い出しながら、玉里の運動公園でわんこと散歩していた。

キャンプ、なつかしいなぁ。下草もきれいに刈ってあり、栗畑の間に畑があって。
そう、このころは父が藤代から電車でかよって、結構きれいにつくっていたんだ。
特製の自家製小屋もあって・・・（廃材でつくるのだ）

わんこ3匹、子供4人（従弟含め）とテント二つ張り2泊くらい。
カブトムシ、クワガタをとったり、オニヤンマをみつけたり、夜は大騒ぎで花火をやって。
まわりに住宅がないから、本当に好き放題。そうだ、父がブランコをつくってたっけ。木のブランコ。
そうそう、畑を下りていくと川があって、魚釣りもしたっけ。
子供たち覚えているかなぁ。
そして帰りはいつも海によって帰った。わんこの太郎が海大好きで。
運転手は私一人で大変だったけど、楽しかったなぁ。けんかもいっぱいしたんだろうけど、
覚えているのは楽しかったことばかり。


最期の栗拾いだと。胸が苦しくて栗いっぱい入ったリュックをしょうことができないって。
「ここも見納めだ」と車に乗り込む父。
ご近所と仲良しさんに配って、今年初の栗をいただいた。
ほくほくでとってもおいしかった。じいの畑の最期の栗だよと言うと、栗なんて見向きもしない子供たちも
手に取った。

肺、かなり苦しいんだろうか。
来年はもう本当に行けないんだろうか。