ハナウマ・ブログ

'00年代「ハワイ、ガイドブックに載らない情報」で一世を風靡した?花馬米(はなうま・べい)のブログです。

虎に翼、人魚に両脚

2024年04月08日 | 沈思黙考
NHKの連続テレビ小説「虎に翼」の第1週が終わった。とりあえず第1週を録画しておき、それを見てから今後も見ていくかどうかを判断しようとしていた筆者だが、第2週が始まった本稿執筆時点では、期待をもって見ている。そもそもこの「朝ドラ」は1961年(昭和36年)から、基本的に女性の自立、自己実現を描いてきた。放送開始から60年以上が経過したいま、日本女性はどこまで進化しているだろうか。 . . . 本文を読む
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スマホ真理教

2022年10月21日 | 沈思黙考
「スマホ真理教」なる宗教法人など存在しない。……たぶん。しかし筆者がここでいうスマホ真理教は、現代の日本社会においてひたひたと、その信者数を増やしてきているのではないか。信者のうち少なくない人々は、「スマホ様の言うとおりに物事は運ぶ」、「その通りにならないとすれば、そこに関係する他人たちが悪魔であるためだ」、そして「自分自身は決して悪くない」といった思考パターンに侵されている場合がありそうだ。生身(なまみ)の人間が作り出しているはずの現実世界を、ゆがんだスマホ真理教の世界観で生きようとする、一部の信者たちにスポットを当てる。 . . . 本文を読む
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国葬の見かた、見せかた

2022年09月08日 | 沈思黙考
元首相の国葬については、周知のとおりその是非が盛んに議論されている。そしてこれに絡んで、関係する様々な論点にも人々の関心が集まっている。今回は、複数の問題が絡みついている元首相の国葬について、あまり細分化せずに考えてみたい。なお、今般のいわゆる「国葬」は、厳密には「閣議決定に基づく『国葬儀』」ということになるのだそうだが、本稿では読みやすさを考慮して国葬と記述する。 . . . 本文を読む
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銃撃事件と不思議なニッポン

2022年07月16日 | 沈思黙考
我々はいま、昭和初期の「そこへ傾斜し始める時期」と同じ潮流に立ち会っているのではないだろうか。 国政選挙の期間中に元首相が銃撃されて亡くなるということが、誰にとっても衝撃的であることには違いない。しかし同時に我々は、じつに不思議な状況を目撃していることに気づかなければならない。それは、まだ犯人の動機や背景もハッキリせぬうちに「暴力による民主主義への挑戦である」とマスメディアを中心に気炎を上げだす動き、シロウト目にもわかるほど稚拙な警護・警備体制、そしてなにより、政治家の非業の死と、生前の「実績」を差し引き計算しようとする空気である。さらに我々は「勲章」や「国葬」といったものが、令和のいま、いかなる意味を持ち、どんな作用を及ぼすのかを真剣に考え抜かねばならない。 . . . 本文を読む
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尼崎市のUSB問題

2022年06月23日 | 沈思黙考
結論から言えば、未だにこういった「平成前期のセキュリティ意識」が、日本の行政組織、企業組織のごく一般的な実態なのだ。ICT(情報通信技術)は加速度的に進んでいると思われているが、それはあくまでも技術論としてそうなのであって、実際に現場で情報(や情報が記録された物)を取り扱う人間の方は、せいぜい製品の使い方やソフトウェアの操作手順を知っているだけであり、「セキュリティ意識」などと言うものは、ほぼ持ち合わせていないと考えた方が正確である。技術論をいくら論じたところで、取り扱う人間が理解していない限り、この種の事故は今後も起きるだろう。 . . . 本文を読む
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