寒風が吹いている冬の午後。黄色くなった田んぼの畦道を歩いていた。枯れた草の間に鮮やかな色彩が見える。それは、青い小さな花だった。その花は、背の低い茎に大ぶりな青い花びらのオオイヌノフグリだ。花の周りには、光を集めて栄養とする緑色の葉が広がっている。しかし、その周囲は一面黄色く枯れた葉で覆われている。いのちをつなぐ生きものたちがひっそりとその姿を潜めている空間。そこに堂々といのちを輝かせている小さな青い花。野草のいのちのたくましさ。(いのちを撮影する1)

30秒の心象風景4676・冬枯れの野に咲く~オオイヌノフグリ~
http://youtu.be/scMxi8LEYII

30秒の心象風景4676・冬枯れの野に咲く~オオイヌノフグリ~
http://youtu.be/scMxi8LEYII