仕事の帰り道、自転車を漕いでいたら、コンテナをたくさん積んだ貨物列車が重そうに東京方面に向け、坂を登って行きました。
東日本大震災の時、東北へ向けて支援物資を運ぶ貨物列車やトラックが、被災者の心の支えになっていたと聞きますが、その気持ちが分かったような気がします。
僅かながらでも、日本の経済は息をしている。
明日も仕事頑張ろう!
またいつか、物も人も自由かつ活発に往来できる社会になって欲しいと、切に願います。
一方…全国でGW明けまで緊急事態宣言が出されましたが、そのまま宣言の期間は延長を繰り返して来年や再来年まで終息できない…そのようなことも考えないといけないですね。
「縁起でもないことを!」と、日本人はつい言ってしまいますが、危機管理、安全保障というものを考え直す時期なのではないでしょうか?
「ウイルスに対する国際協調が大切」と言っている間にも、日本へ向けてミサイルの発射実験をしたり、沖縄と宮古島の間に空母を航行させる肺炎発生国もあるのです。
個人的な仲間や、自宅のご近所さんのように、本当の善意で動いてくれるほど、国家間の関係は優しいものではないのです。
国家間の善意には必ず裏が存在していることを疑わないといけません。
この武漢肺炎が終息した時、世界のパワーバランスはどのようになり、日本はどのような位置付けになるのか…?
少なくとも、このパンデミックが起きる以前からトランプ大統領が登場したり、ブレグジット、ドイツの移民反対運動など、グローバリズムは終焉し、ローカリズム、ナショナリズムが台頭してきましたが、この肺炎により、さらに加速するものだと個人的には考えています。
子供の頃から学校で「グローバリズム」「国際協力」などを普遍的価値として刷り込まれてきた日本人は、その潮流に取り残されて、他国の大資本に食い荒らされなければ良いなと思っていますが、それに対してどこまで国民の意識の変容ができるか…?
ウイルスは、時間が経てばやがて無くなって行くでしょうが、その後の世界における日本の姿を、夕陽を見ながら憂うるところであります。
仕事帰りに自転車を漕ぎながら…
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