信州塩尻発 田舎暮らし日記

生まれも育ちも埼玉県飯能市。現在は移住して長野県塩尻市民です。 田舎暮らしや趣味の事、居合道の事等々を書いております。

2017年の奈良井川鮎

2018年01月09日 | 釣り
今年の奈良井川の鮎釣りは最悪だったと、周囲から聞きました。
斯く云う自分は、友釣りを解禁翌日と8月上旬に1回友釣りをしたきりなので、「まあまあ」としか評価できませんが…
自分自身、生まれ育った高麗川流域の地域が網打ち文化の所だったうえ、父親が投網打ちをしていたので、2017年は念願の奈良井川での投網打ちを楽しめました。
※奈良井川で投網を打つ場合は、奈良井川漁協の組合員になるか、網打ちの年券(1万円らしい)が必要になります。(自分は組合員になっています)

故郷高麗川の網打ち衆では普通の出で立ち…水中眼鏡を装備して背中とシャツの間にヤスを差し投網を打つ姿が奈良井川では異様であったようで話題になりました。



だいたい23~25センチの鮎が捕れました。



焼くために塩をまぶしてしまいましたが、丸くて体高もあって良いですね。

香りも味も最高でした。


なぜ、こんな良いサイズで綺麗な追星が付いた鮎が捕れるのに、釣り人には評判の悪い年だったのか・・・?


自分なりに考察するに、一つ目として種が原因なのか、魚が散らばらずに固まっていたため、追わなかった?
「絶対いる」と思ったところに打っても、全くかからないか、6~10匹もまさに一網打尽でき、魚の分布の濃淡が極端な印象でした。

二つ目として、やはり川鵜ですね。(これに尽きます)
淵には雑魚が一匹もおらず、すごく気味が悪かったです。
また、平瀬にも川の中心に食み跡が無く、葦の際や、葦の下の石が綺麗に食んであった所が多かったです。
葦の際や葦に少し掛かる位置に打つと結構取れた時もありました。

今期最大の31センチの鮎も、葦の奥50センチほどの所に隠れていた所をヤスで突きました。

やはり魚も馬鹿ではないので、知恵を絞って生き抜いているのですね。

葦の下に隠れられたら、友釣りもコロガシもましてや投網も歯が立たないですからね。。
試しに鮎が隠れている葦際に拳大の石を落としてみても、見事に葦下を上流、下流と行き来するだけで、出てきてくれなかったですし。

諸悪の根源は、川鵜、そして元々川鵜の棲家だった干潟を荒らし、そして銃猟などで間引きしない人間がいけないのですがね。


以上、2017年の奈良井川の鮎は、釣りでは渋いようでしたが、逞しく生き抜いてました。
このサイズが友釣りで掛かれば一番面白いのですがね・・・

2018年の鮎はどうなるのか気になるところですね。

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