ハレノクニでワイン

11年間の島暮らしから、ワイン農家を目指して山暮らしへ。
グッドライフを探す旅と美味しいものを綴ります。

リフォーム工事が始まりました

2022-11-15 | 古民家暮らし

新しい家のリフォーム工事が始まりました。

2022年11月15日着工。

本当は10月中に工事が終わり、それから引越しの予定だったのですが住みながらの工事となりました。

しばらくは「離れ」で生活するようになります。

仏間と居間とキチンの壁をとっぱらい、一部屋に。

天井を抜いて吹き抜けにし、階段は移設の大工事。

天井の板を剥がすと、家の骨格が姿を現す。

古い建物なので設計図などなく、見て確認してからプランを適宜修正。

棟梁は頭を悩ませる。

2階の天井も抜いて、梁を見せる。

畳をはいだ時に出てきた新聞は1986年。

きっと畳をやり替えた時のものかな。

岩城滉一は当時からセクシーだったようだ。

古い碍子も外し、電線もやり替え。

プロに頼むところはお願いし、壁の色などDIYできるところは自分たちで。 

さて、現段階では予想のできない仕上りが楽しみであります。

 


新居へ引越し

2022-10-27 | 古民家暮らし

2022年の10月、ついに吉備中央町で新しい住処を見つけることができました。

築70年近いお宅ですが、所有者の方がとても大切に住まれていたために修繕の必要がなく、

しかもすぐ近くに農地が4,000㎡ほど、さらには山林が7,000㎡ほどあり、

理想の暮らしに向けてスタートするのにはとても良い物件に出会うことができました。

明るい時間はこんな感じです。

門がついている家に住める日が来るとは思いませんでした。

 

前の「お試し暮らし住宅」からは車で10分ほどの距離。

10月1日から少しずつ荷物を移動しながら、1か月かけて引越しをしています。

納屋には十分すぎるほどの様々な道具を残しておいてくれました。

チェーンソー、刈払機、自走式草刈機、耕運機・・・

古道具ってなんか佇まいが美しいですよね。

鉈、ノコギリ、鑿、斧・・・

家と納屋をつなぐ廊下は農作業の合間の昼寝スペースになりそうです。

家の中は古い建具がステキな感じ。

年代物のバットも発見。

野球熱の高まる一方の長男にとってはお宝です。

もともとのお住まいの方はかなり几帳面に管理をしてくださっていたことがうかがえる記録も随所に。

陶製の碍子や古い布巻きの電線など、初めて目にするものも多く、心躍ります。

庭にはキノコも生えております。

山林には松茸も期待していいのか??

こちらは裏庭からの長めです。

御覧の通り、喉かな場所。

 

少しずつ、楽しみながら暮らしを整えて行きたいと思います。

 

 

 


家探し

2022-05-05 | 古民家暮らし

吉備中央町に引っ越してきて最初の仕事は「家探し」です。

 

現在住んでいる家は、町が移住者向けに用意している「お試し暮らし住宅」という

期限付きの貸家制度を利用させてもらっています。

どこの田舎もそうだと思いますが、空き家はたくさんあるのに賃貸や売買に出される流通している家は少ないのです。

ましてや「空き家バンク」などに登録される物件はごく一部。

その中で住みたい条件の家を地域の外から見つけるのは至難の業です。 

そこで、私たちは地域に住みながら、いろんな人との出会いの中でご縁を頼りながら家を探すことにしていました。

 

引越しからまもなく1か月、数軒の家を見させていただいたのちにようやく素敵な家に出会うことができました。

持ち主の方の片づけの都合もあるので、これから半年かけてもう一度引っ越しの準備を進めていきます。

 

私たちが住む家に求める条件は、「沢山ありすぎだろ」とつっこまれそうですが

・すぐ住める(大規模リフォームなし)
・小学校徒歩圏内
・隣の家と離れていて自然に囲まれている
・裏がすぐ山ではない
・駐車場2台以上
・家庭菜園可
・改造可
・ネット加入可能地域(※町内のほとんどがケーブルTV局のネットサービス一択)

で、こうだったらいいなーという条件は

・古民家
・蔵付き
・土間あり
・山水もしくは井戸水利用可
・トイレが簡易水洗以上(ボットン嫌だ)
・縁側あり
・農地付
・離れあり


でした。

「改造可」と書いたのは、風呂の給湯は真空管太陽熱温水器もしくは薪ボイラーを導入したいと考えているからです。

理想的には山からの水で給水も賄えたら最高ですね。

あと、冬は寒いので「薪ストーブ」をリビングに入れたいです。

生活に必要なエネルギーや水などをできる限り自給したいと考えています。

 

こちらは先日訪れた吉備中央町にある「片山邸」という旧家を訪れた際に気になって観察した部分です。

素敵な蔵。焼き杉と白壁とのコントラストがいい感じです。

緑のグラデーションのある庭。

多様な植物が植わっていると、特に新緑の時期は濃淡が目に美しいです。

家の中から見た外の景色を映えさせる建具。

古いものと遊び心。

欄間などに施された見事な細工。

 

町内には古民家を直して素敵な住まいを構えている方も多くいらっしゃると思うので、

遊びに伺いながらいいイメージを蓄積していこうと思います。

 

ようやく暮らしの舞台である「家」で遊べるような年になってきたということでしょうか。

流行りのセルフリノベやDIYをしたいわけではないけれど、自分が納得できる家に住みたいと思っています。

 

これからじっくりと準備を進めていきます。