『アンデルセン童話集』(西村書店)刊行記念
アンデルセン童話との出会い再び
天沼春樹(ドイツ文学者・作家)
■2011年12月15日(木)19:30~
「みにくいアヒルの子」「親指姫」「はだかの王さま」「人魚姫」――聖書についで世界中でもっとも翻訳され、いまなお愛されつづけるアンデルセン童話。
『アンデルセン童話全集 全3巻』(西村書店刊)は、国際アンデルセン賞画家賞など数々の受賞歴を誇る、「色彩の魔術師」ドゥシャン・カーライと、その妻カミラ・シュタンツロヴァーが、4年の歳月をかけて156編のアンデルセン童話に挿絵を描いた渾身の作品です。
また翻訳は、作家でドイツ文学研究者の天沼春樹さんによる、アンデルセンが当時子どもたちに語っていたように、わかりやすく親しみやすい口調をめざした新訳です。
全3巻の第1巻刊行を記念して、訳者の天沼春樹さんに、アンデルセンの魅力や知られざる一面、恋の話と作品への影響、アンデルセン作品の翻訳にあたっての苦労話など、さらに、カーライさんのイラストを用いながら、天沼さんと画家カーライさんとの交流、カーライさんの作品について、盛り沢山に語っていただきます。
◆講師紹介◆
天沼春樹(あまぬま はるき)
1953年、埼玉県生まれ。中央大学大学院博士課程修了。中央大学文学部兼任講師(ドイツ文学)、日本グリム協会副会長をつとめる。また、日本ツェッペリン協会会長として、日本における飛行船復活の活動に意欲を燃やしている。主な著書に『水に棲む猫』『猫町∞』(共にパロル舎)、「タイムマシンクラブシリーズ」(くもん出版)、訳書に『ヒンデンブルク炎上』(新潮社)、『緑の石食い虫』(西村書店)、『ドラゴンゲート』(柏書房)、「絵本グリムの森シリーズ」(パロル舎)、「宇宙英雄ローダンシリーズ」(早川書房)など。
☆会場・・・4階喫茶にて。入場料1,000円(ドリンク付)
☆定員・・・40名
☆受付・・・1階サービスカウンターにて。電話予約承ります。
ジュンク堂書店 池袋本店 TEL. 03-5956-6111 FAX.03-5956-6100