自然学校発 黒松内だより

北海道の道南の小さな町、黒松内にある「ぶなの森自然学校」の毎日と周辺のできごとを自然学校のスタッフ達が紹介します。

5月 第二回植苗病院森林療法プログラム

2014年05月22日 22時55分57秒 | 子ども向け主催事業
20日に月例の植苗病院での森林療法プログラムに行ってきました。


今回は病院の敷地内でも初めて使うスペースで開催。
園芸療法でも使っているハーブ畑のすぐそばで、
建物等もなく開けた場所。
結果的に、人の動きがさえぎられずに自由に移動できる、
数種類のアクティビティを用意している私達の活動にぴったりな空間となりました。

いつものように森を散策。

散策中には、芽吹きはじめたばかりの木から咲き終わりそうな花まで、たくさんのものを見つけました。
その時期を逃すと見れないものに皆さん興味津々です。
出始めた葉っぱをみていると、なんと!何か動いている・・・?
綺麗な緑色をしたクモを見つけました!発見したのは参加者の1人。
「最初は全然気がつかなかった!」「あんな色のクモはじめてみた!」と、テンションもあがります。


広場では恒例の深呼吸&ねっころがりタイム。
「意識して、左の肺だけで呼吸してみよう」とのたかぎぃの呼びかけに
皆で「難しいよ」「できてるかな?」といいながら挑戦。
振り返りの際に植苗病院の瀧澤先生がおっしゃっていましたが、
こういう動きが、普段いろいろと考えすぎてしまうことが多い精神科の患者さんにとっては
良いリラックスの方法になるそう。
確かに、呼吸に意識を集中させていると、頭の中に考え事が入ってくる隙間がありませんでした。

      

散策終了後はOCHANOVAオープン!
手湯・足湯でお肌をすべすべにする人、焚き火のための薪をせっせとのこで切ってくれた人、ゆったりと焚き火を囲んで落ち着いた時間を過ごす人。
やっていることは違っても、皆でのんびりとした素敵な空間を共有しました。

片付けの前に、スタッフも足湯タイム。
なるほど、これは気持ち良い!


毎月素敵な時間を過ごさせてもらっていますが、
「安定剤にたよらなくても、今こうして森林療法の時間を過ごしていることが患者さん達の治療になっているんですよ」との先生の言葉に、あらためて森林療法の魅力について考えさせられました。

この空間をさらに、より良いものにしていくため、次回からも準備の段階から参加される人たちのことを考えて臨んでいきます。

(ちこ)

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