自然学校発 黒松内だより

北海道の道南の小さな町、黒松内にある「ぶなの森自然学校」の毎日と周辺のできごとを自然学校のスタッフ達が紹介します。

協力隊生活~1年と半年が経ちました~

2022年11月28日 11時52分42秒 | あべまり日記

 

ご無沙汰しております!

ちょっと前に2022年が始まったと思えば、あっという間に12月…時の流れは早いものですね。

私は黒松内に来てから1年半が経ったみたいです。。。なんとまあ。。

 

今年度は黒松内町の地域おこし協力隊として、
畑事業から始まり、スポーツ交流会、グルメフェアなどの活動やみんなの店、元気いちばなどの地域づくり事業の補助など、大まかにいうとこのような活動をしてきましたので、半年の区切りとしてかいつまんで活動報告です。

 

まずは「ゆめ農園」事業

地域の人と人とがつながるコミュニティ農園を目指し、今年度は土づくり、苗の管理など畑そのものの勉強を。

その中で分かったのは自分の力量に見合った分の苗しか植えてはけないということです(^^;

当たり前のことかもしれませんが、苗の植えすぎは禁物です。その後の手入れで自分の首を絞めることになります。実際に草刈りが追い付かなかったり、トマトが大量にできすぎて収穫しきれなかったり・・・

 

とはいえ、今年度は放課後子ども教室「夢っ子」で、畑があることで活動の幅が広がったことは間違いないです。あとは今後も持続的に農園を管理する仕組みを整えられたらと思います。

今週は畑で収穫したサツマイモのツルを利用したクリスマスリース作りを行います💛

サツマイモのツルがリースになるなんて素敵ですよね!どんな作品が出来上がるかとっても楽しみです♪

 

 

スポーツ交流会

スポーツを通して町内の若者のつながりを作ろうというコンセプトで今年度からは有志メンバーで運営しています。

10月には「スポーツ交流会秋の陣」というベントを開催。例年行われている町教委主催の町民運動会はコロナ禍でできなかったため、年齢層を分けて分割型で開催。

その青年の部を我々スポーツ交流会が担当しました。

 

新規の参加者を増やすために福祉施設など、町内各所にチラシを配ったところ、当日は総勢26名が参加。

チーム対抗でドッジボール、フリースロー、リレー対決を行い、大人たちが白熱したプレーを繰り広げました!

今後はスポーツに限らず町内のベントに参加したりと、より多様に、様々なことにチャレンジしていきたいです。

そしてこのつながりが町民(特に若者)の楽しい黒松内ライフの一部になればと思います!

 

くろまつないグルメフェア

11月3日の文化の日に合わせて行われいてる町の総合文化祭。

その中の1つで、地域おこし協力隊企画で町内の「食」を集めたグルメブースを出店しました。

 

道の駅に行けば、町内で作られているお菓子やチーズなどの特産品は手に入りますが、道の駅に行く足がなかったり、行く機会がなかったりという町民は多いようです。

そんな皆さんに黒松内の「グルメ」を手に取っていただけるように、町内の商店や生産者の方に協力をお願いし、10店舗が文化祭で特別に出店してくださることに。

開店すると直後からお客さんが殺到し、早いお店では20分足らずて売り切れた商品もありました!

立ち寄った方からは、「これが食べたかったのだけれど、なかなかお店まで行けないからここで買えてとても嬉しい」という声を頂きました。

また、お店の方からも「店を営業しているとほかのお店に行けないから、初めてお会いするお店の方も多かった」とお店同士の交流の機会にもなったようでした。

 

 

この半年間はざっくりこんなことを企画していました。これから3月にかけての冬季間に何をしていくかは現在考え中です!

昨年に続き、雪像づくりは行う予定です。
今回はもう少し、スポーツ交流会でのつながりを活かして何をどこに作るかも仲間たちと決めていけたらと思います。

まりっぺ  こと  地域おこし協力隊 阿部真理

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昨年の雪像づくりの様子👇

協力隊まりっぺと愉快な仲間たちの街中雪像プロジェクト⛄ - 自然学校発 黒松内だより

協力隊まりっぺと愉快な仲間たちの街中雪像プロジェクト⛄ - 自然学校発 黒松内だより

 夕方の黒松内の街中で、何やら若者たちが雪山を削ったり掘ったりワイワイしています。車で横を通過する人たちは、スピードを緩めながらこちらを見つめ、 これは...

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まりっぺ農園のその後~農園名も決定🌟~

2022年08月05日 11時09分42秒 | あべまり日記

 

6月に町民センター横の畑をお借りしてから早2か月。

 

当農園は、放課後子ども教室「夢っ子」の子ども達から農園名を募集し、集まった中から投票で名前を決定しました。

 

   「ゆめ農園」   これが投票で決まった名前です。

 

これからは放課後の子ども達だけでなく、大人から子どもまでいろいろな人が集うような農園にしていきたい、という思いを込めてこの名前で呼んでいきたいと思います!

 

そんなゆめ農園の近況です♡

 

子ども達と一緒に植えた苗たちは、最初のうちは気温が上がらずになかなか成長を感じられなかったものの、7月になりやっと少しずつ成長してきたかと思えば、あっという間に今はジャングル状態。。。

 

「わや」な状態となっている当農園です💦

※道民の皆さんにはおなじみの方言ですが、私は北海道に来てから知りました。「わや」とは「手が付けられない」「とにかくすごい」といった意味で、何にでも使えてとても便利なんです

 

私は家庭菜園は毎年しているのですが、他人に食べさせるための畑を管理するということは今年が初めて。

 

もし作物がうまく生らなかったら…そしたら子どもたちはかなりがっかりするだろうな…と考えると同じ畑でも責任感が全く違います。

 

それなのに、、、大豆はタネバエの幼虫に食べられほとんど植えなおし、ジャガイモの葉はテントウムシダマシにほぼほぼ食べられて、今ではイモ自体も食べられている状況です💦

 

自宅の畑では見たことがない虫たちだったため、こんなにやられるのかとびっくりしています。。。

やはり一筋縄ではいかないのが畑ですね!

↑こいつがテントウムシダマシ、幼虫もひたすら葉っぱを食べる

 

↑葉っぱを全て失ったじゃがいもちゃん達。

これ以上はイモは大きくなれないのであとは上部が枯れるまで待つことに。

 

この2か月で、畑に住む生き物たちから侵略を受けててんやわんやです。

 

果たして夏休みが終わった頃に、子どもたちに美味しい野菜を届けることができるのか!

 

実は、この畑の土壌がとってもいいのか作物の成長自体はとても良いんです!

こんなに立派なナスとトマトもできています!生き物たちの侵略から逃げ切り、はやく子ども達にこのお野菜を達を食べてもらいたいですね😆

 

子ども達が夏休みの間にも野菜はどんどん生っているので、その間にできた野菜たちをどのように皆さんに還元するか、考えていきたいところです。

 

地域おこし協力隊 まりっぺ こと 阿部真理


協力隊まりっぺ、畑をお借りしました

2022年06月07日 16時58分40秒 | あべまり日記

 

私には、

 

近所のおじちゃんもおばちゃんも、親子連れも、みーんなが畑に集まってなんだか楽しそう

 

という空間がつくれたらいいなーという理想があります。

 

しかし、それを実現させるために土地をお借りする、というのは何かとリスクが多いこと。

そのため、なかなか動けず今年度は厳しいなーと思っていたところ、、、!

 

黒松内の放課後子ども教室「夢っ子」の活動中にふったが、町民センターのお隣さんから「裏の畑を使っていいよ」とお声をかけていただいたそうです!

 

そして、その畑を私が管理させていただくことになりました! 

 

元々はこんな様子。

 

地域の方からしっかり土づくりの方法も教わったので、

 

まずは草抜きからということで、ふったと私で半日かかりで作業しました。

その後、もう一日かけて草むしりをして(花粉で鼻水地獄でした…(( ;∀;)

次の夢っ子の活動では近所の公園に子ども達と腐葉土集めにも行きました。

 

地域の方に耕運機をお借りし、使い方もレクチャーしていただき、耕運機デビューもしました★

こうやって少しづつ作業を進めて、ついに苗植えまでこぎつけました!

苗植えは「夢っ子」のみんなと行いました。
   

 

 

トマト ミニトマト、大玉ゴールド、ナス、ほおずき、黒豆、

大豆、鞍掛大豆、たまふくら大豆、藍、ジャガイモ、かぼちゃ

 

初年度にして、もりもり盛りだくさんのバリエーション!

 

苗植え、水やり、周りの草取りなど、みんなで楽しく作業できました。

畑の全容はこちら (めちゃめちゃそれらしい畑になって😆きた~😆!!)

 

近所のおばちゃんも様子を見に来てくださり

「普段畑作業をするときは一人きりだから、今日は子ども達がいて賑やかでとても良かったよ」と笑っていました。

 

 

後日、子ども達からは、

「畑にベンチが欲しい」「看板を作りたい」

 

などなどのリクエストがあったので、これからもみんなで畑でできる楽しいことやっていけたらと思います。

 

今後は未就学児とその親が参加する子育てサークルぶなっ子クラブでも豆植えをする予定で、沢山の人が集う農園にしていくつもりです。

           

 

植物がどのように成長していくのかを勉強しつつ、畑の成長をみんなで見守っていきたいです!

いや~!夏にかけてが楽しみですね!

 

 

地域おこし協力隊 まりっぺ こと 阿部真理


協力隊まりっぺによる新歓交流会in体育館

2022年06月06日 17時12分02秒 | あべまり日記

毎週土曜日に体育館で行われている青年スポーツ交流会に新たな風が吹きました!

 

青年スポーツ交流会とは、昨年度に体育館が行った教室の一つで、体を動かしたい、つながりを作りたいという町内の若者が集まりスポーツを行っています。

 

かまくらづくりや雪像づくりもこの交流会のメンバーが主に参加していました。

(雪像づくりのブログはこちら👇)

 

協力隊まりっぺと愉快な仲間たちの街中雪像プロジェクト⛄ - 自然学校発 黒松内だより

 夕方の黒松内の街中で、何やら若者たちが雪山を削ったり掘ったりワイワイしています。車で横を通過する人たちは、スピードを緩めながらこちらを見つめ、 これは...

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今年度からはこの交流会を体育館主導ではなく、参加していた中心的なメンバーで主導していくことに。

 

そして今回は、4月から新しく黒松内町民となった方々をこの交流会にお誘いするべく、私まりっぺが新歓交流会と題して、イベントを企画しました!

       

当日はなんとなんと!23人もの参加者が!

 

中学校の先生や福祉施設関係の方々を中心に、様々な方が参加してくれました。

 

「出身地の北から順に並んでみよう!」や

 

「ジェスチャーゲーム」、

 

「チーム全員でおんなじポーズを取ろう」

~アイドルといえば~    

というお題では・・・・・

皆さんでポーズを取り、、、

チーム内でポーズがかぶった人が多いほど得点ゲット

しかし、なかなか揃わないのもそれまた面白い!!

 

最後にはバスケットと

 

大人のガチンコリレーで盛り上がりました。

 

 

この交流会の活動で、今年度は体育館を飛び出して、町内で様々な挑戦をしてみたいと思っています!

 

 

それでは、また!

 

地域おこし協力隊 まりっぺ こと 阿部真理

 

 


黒松内No.2のブナを目指せ!角十地区ブナツアー

2022年03月28日 14時55分46秒 | あべまり日記

 

黒松内といえば天然記念物にも指定されている歌才ブナ林が有名ですが、本数は少なくとも、歌才以外にもブナは点在しています。

 

ニシン漁や戦争の影響でたくさんのブナが伐採されてしまいましたが、その危機から逃れ、今もなお力強く生きているブナの中で、No.1の大きさを誇るものが添別にあり、そしてNo.3が丸山地区に。

 

そしてNo.2が今回私たちが見てきた角十地区にあるブナの木なのです。

 

このブナを見つけたときにはとても感動的なドラマがあったそう。

これは今から約10年近く前のはなし。

 

角十地区に住む、あるおじちゃんが「あそこの山には巨大なブナがあるんだ」

 

そのような話をしていたそうです。

そしてその話を聞いた前教育長のUさんが立ち上がり、ブナセンターの学芸員Sさんと一緒に巨大ブナを探しに行きました。

もしかしたらそのおじいちゃんの話は「あるわけないよ」と受け流された可能性もあるわけです。しかしUさんはその話を信じてブナを探しに行きました!

 

おじいちゃんが言っていたヒントは

 

「そのブナの近くには大きな岩が見える」

といったものでした。

 

これだけを頼りに山を歩いたそうです。

そして、歩き回った結果、やっとの思いで巨大ブナを見つけることだできたのです!

「本当に巨大なブナの木はあったぞ!」とおじいちゃんに報告できました。

 

こんなように、とても簡単に文章にまとめてしまいましたが、このような感動的な実話がありました。

 

 

話は戻り、、、

今回はそのようなブナを、角十地区の地域の方にも見てもらいたいとUさんが企画し、ツアーを行うことになりました。

 

当日は地域から6名参加しました。

 

まずは山歩きには欠かせないかんじきを装着。

 

もちろん使用するのは渋谷式かんじきです。

渋谷式かんじきとは、故 渋谷吉尾さんという方が作ったものです。この方は「生まれ故郷である黒松内町のために何か恩返しをしたい」と、かんじきを作って町の人たちに配ることを始め、それを生涯やり続けました。亡くなるまでに作ったかんじきは約4000個といわれています。

 

→公益社団法人 社会貢献支援財団

https://www.fesco.or.jp/winner/h12/09.php

 

かんじきは装着するとこのようになります。

今やたくさんのアウトドアメーカーからスノーシューが発売されていますが、渋谷式かんじきは軽くて後ずさりもしやすいなど、スノーシューに劣らない使い勝手の良さがあります!

 

皆さんこれを装着し、さっそくNo.2のブナに向かって歩き始めます。

 

ツアーガイドをしてくださったのはブナセンターのSさんで、歩きながら植物の話をしてくださいました。

 

 

シカの食痕を観察したり、

これはニワトコの冬芽だそうで、参加者の方から

「体に良いからうちのおばちゃんがよくお茶にして飲んでいたんだよ」

という話がありました。

 

地域の方からこのような話が聞けるのはとても興味深いです!

現代ではこういった昔の暮らしに触れる機会はなかなかないので、私もとてもわくわくしながら聞いていました。

 

行きはなだらかな登りが続きます。

冬の山登りに慣れていない方もいたので、休憩を取りつつ、少しづつブナに向かって歩いていきます。

 

そして2時間ほど登り進めたころでしょうか、

 

木と木の間から、枝の密度の濃い木が見えてきました

 

「もしや・・・?」

 

そう、やっとたどり着きました巨木ブナ!

 

枯れている枝はほとんどなく、とても生命力を感じる枝ぶりでした!

女性3人で手をつないで幹を囲んでもまだ囲み切れないくらいの太さです!

樹齢何年なのかがとても気になりますね。

 

 

「角十地区をこれからも見守っていてください」

そのような願いを込めながら全員でブナの木とご挨拶を交わしました。

 

なんだか目には見えない不思議な力で気持ちが引き締まるような感じがします!

 

普段なかなか見に行くことのできないブナなので、その場でゆっくり時間を過ごしました。

 

そして帰路につきます。帰りは尻滑りができるところを探しながら歩き、

全員で尻滑りをしながら歩きました!

「みんな子どもにかえったみたいだったね」

と、言いながら、その表情はとってもとっても楽しそうでした!

 

こうして今回のブナツアーは終了。

 

改めて、地元の方たちが、地元にあるブナに誇りを持ち、会いに行くということはとても素晴らしいことだなと思います。

 

Uさん曰く、角十のブナを一目見たいという地域の方はもっといるのだけれど、「自分は体力に自信がないので迷惑はかけられない」と遠慮している方もいるのだそう。

 

なので、何度もこの取り組みをして、「私も行けたんだから〇〇さんも行けるよ」という会話が地域中に広まればいいなと考えて、これからも定期的にブナに会いにいくイベントを続けていくそうです。

 

 

自分たちの住む地域を歩いていると、「昔はよく○○したものだよ」「家にこんな機械があったんだよ、今も倉庫に眠ってるけどね」といった話題が自然と挙がってきます。

 

こういう会話は暮らしが変容してきている今となってはとても貴重で、このようなことを話せる機会、聞く機会を協力隊の私としても増やしていきたいと思いました。

 

 

地域おこし協力隊 まりっぺ こと 阿部真理

 


協力隊まりっぺと愉快な仲間たちの街中雪像プロジェクト⛄

2022年03月28日 14時47分31秒 | あべまり日記

 

夕方の黒松内の街中で、何やら若者たちが雪山を削ったり掘ったりワイワイしています。

車で横を通過する人たちは、スピードを緩めながらこちらを見つめ、

 

これは何の集まりだろうか・・・??

 

というような顔をして通り過ぎていきます。

 

確かに皆さん気になりますよね!

 

そう!この集団は何なのかというと、街中に雪像を作ろうという企画に賛同してくれた町内の若者たちなのです!

 

前回は野球場にかまくらを作りました。しかし、野球場はその後イベントで使ったきりで、せっかく作ったのに町民の目に留まることがありません。。。

 

かまくら作りの様子はこちら・・・

https://blog.goo.ne.jp/haruneos3/e/bf6ff6a934b05ed6d404ce6b0c1b7abf

 

 

せっかくなら若者が楽しく活動している姿を、より多くの人が見れる場所で見てもらいたい。

 

さらに、目を引くような巨大な雪像がドドドーンとあることで街中に少しでも華やかさ、賑やかさを添えたい。

さらにさらに、せっかくなら通りかかった人、声をかけてくれた人と交流が生まれればなお良し、というようにいろいろな目的をもって雪像づくりを行うことにしました!

 

 

協力してくださる全員が雪像づくり初心者で、そもそも何から始めていいものやら…

 

という状況だったので、ネットに載っている雪像づくり動画をひたすら見漁って、イメージを膨らませます。

 

 

まずは全員でイメージを共有できるように図を用意してみました。

 

実はこれが一番大事だったりします。

 

1週間前に練習として何も図を用意せずに作ってみたときには、「ん、、、これはト何?」という残念な出来栄えになってしまいました(笑)

 →それがこちら



んんんんんん?ナニコレェ!?

 

なのでその反省点を踏まえて準備は綿密におこないました!

 

そして作業開始。

 

元々ある除雪の山を利用して、完成図と雪山を見比べながら粗削りをしていきます。

 

スプレーで印をつけながらやると良いという噂!その方法で進めていきます。

 

土台から削り始めればいいのでは?という意見で下から削り始めたのが正解で、初日の2時間の作業である程度の形になりました。

 

初日のゴールがこちら

 

分かりずらいですが横長の物体は見えてきています。

 

作業2日目。

なんといきなり、近所で旅館を営んでいる小間さんからおにぎりの差し入れが・・・!

初日に様子を来てくださって、翌日も作業をするという話を覚えててくださっていました。

「こんなことしかできないけど頑張って」と…

 

「いやいやこんなことなんてとんでもない!!!」

しかも小間旅館で焼く鮭は格別なおいしさなのです。

さらにこの日はひな祭り。木村屋さんの桜餅も差し入れいただきました。

 

みんなで頂いた差し入れを食べてエネルギーを充電し、作業に取り掛かります!!

 

初日に作業が進んだ分、2日目は腕やおなかの丸みを出すなど、細かい作業に移り、

 

顔を立体にさせるにはどうしたらいいか考えた結果、とりあえず雪を盛ってみようということになり、やってみます。

 

そうすると…「おっ!なんかそれっぽくなってきた!」とみんなで手ごたえを感じたところで2日目は終了しました。

 

雪像は削るだけでなく盛る作業も大事で、やり直しがきくから大胆にやるというのが作る際の心構えなのです。

 

 

いつも放課後子ども教室でお世話になっているご家族が雪像づくりを手伝いに駆けつけてくださり、とっても賑やかな二日目でした!

 

こんな様子で、1日2時間ほどで耳を作ったり、鼻を高くしたりなど、少しづつ少しづつ完成に向けて作業を進めていきます。

 

しかし、ある日は雪像が吹雪に見舞われて大変なことに、

前日にかぶせたブルーシートが強風で飛ばされかけていました💦

 

私は用事があり、直しの作業できなかったので不安になっていたところを、いつも作業を手伝ってくれていた仲間がブルーシートを直してくれていました!

 

 

そのおかげで、雪像は雨にも風にも雪にも負けず!

雪像づくりは本当に皆さんの協力があってこそだなと、心の底から思いました。

 

Day4

この日に完成を目指して、おなかのほりを描くなど、ラストスパートをかけます。

二時間ほど作業すると、天気が悪化したため終了。

きりもいいので、これで全作業を終了することにしました。

 

少しでも早く地域の皆さんに完成した〇〇〇を見てほしいと思い、翌日に点灯式を行うことにしました。

 

何を作ったかお分かりの方もいると思います!

そう!私たちの作った雪像はトト〇です!

あの有名なとなりのトト〇です!

 

じゃーん

寝ているトト〇のおなかの上にメイちゃんが見えますね!

 

試作で作った時のことを思い出してみると、飛躍がすごい!

これは皆さんの協力があってこそですね!

 

点灯式は予想をはるかに超える方々が見に来てくださりました!

作業を一緒にした仲間や、ご家族で見に来てくださった方も!

 

最後は皆さんでライトアップの準備をして、

記念写真をパシャリ!

んんん良い写真!!!

 

作業には参加できないからせめてと差し入れをくださったり、応援してくださったり、この写真には写っていない皆さんも含めた沢山の皆さんのご協力があってこそのこの盛大な点灯式までたどり着けたのだと思います!

 

自分たちが楽しみながらやっていることが結果的に、地域の皆さんのためにもなっている

私はそういう活動ができたらいいなと思っていました。

 

雪像づくりの作業自体はとても楽しかったです。

さらに、予想をはるかに超える出来栄えの雪像も作ることができました。ちなみに滑り台もついていて遊ぶこともできます。

 

これを見て、地域の方に少しでも明るい気持ちになっていただければ幸いです。

 

今回はそんな私の想いを形にすることができました。

 

「来年も作りたい」そんなお声もいただき、本当にやってよかったです。このような活動をさらに形を変えて継続していきます!

 

協力してくださった皆さん、本当にありがとうございました!

またよろしくお願いします!

 

 

地域おこし協力隊 まりっぺ こと 阿部真理


わんぱく探検団☆雪遊び

2022年02月16日 17時24分08秒 | あべまり日記

 

町内の小学生を対象に、自然体験や町内のいたるところを楽しく探検する教育委員会の事業、「わんぱく探検団」。

 

餅つきに続く今回は野球場での雪遊びでした!

今回は30人強の団員が参加し、さらに親子で遊びに来てくれた方もいらっしゃいました。

 

野球場は冬でも許可がないと使用できないため、グラウンドには足後もついていません!

一面の銀世界を団員たちで独り占めできるというわけです!

 

入口に集まったみんなを見ると、両手にたくさんの遊び道具を手にして並んでます。

もう気合は十分!!

 

まずはみんなで遊びの準備運動!

雪にダイブしてゴロゴロ~ゴロゴロ~。

そして次は宝探し。

大人が投げたガチャポンを探しに行きます!

中にはお菓子のお宝が。

 

1人1つ以上見つけたら、まだ見つかっていない子に譲ってあげたりと、ほっこりする瞬間もありました。

 

 

さて身体もあったまって、雪に慣れてきたので自由時間!

 

球場の四方八方に散らばり、自由に遊びます!

実は球場には、事前に大人たちで手作りした遊び場がいくつかあります。

 

まず一つ目がかまくらとイグルー。

わんぱくの前の週に、まりっぺ主催のかまくら作りを行いました。

⇒その時の様子はこちら

OGPイメージ

地域おこし協力隊 まりっぺ発🛫イベント開催! - 自然学校発 黒松内だより

 お久しぶりのまりっぺプログです! 先週は、幼児のスキー教室やスキー検定に向けたスキー教室などがあり、仕事終わりにスキー...

地域おこし協力隊 まりっぺ発🛫イベント開催! - 自然学校発 黒松内だより

 

町内の青年層の横のつながりを増やせたらいいなーと思い企画したものでしたが、せっかくならその成果を、わんぱくの遊びにも使えるように残しておきたい、という思いもありました。

 

二つ目が巨大迷路!

かまくら作りで集まってくれたメンバーに声をかけたところ、また何人か集まってくれたので、わんぱくの前日にみんなで掘りまくりました。

 

こちらが前日の迷路掘りの一コマです。

大人が半日かけて全力で掘った力作です!

掘って積んでと、私の身長を超える巨大迷路が出来上がりました!

 

わんぱく当日も「あそこになにかあるよー?」と、やはり子ども達も気になる様子。

 

イグルーもかまくらも、出たり入ったりを繰り返していました。

こちらがかまくら

こちらがイグルー

 

巨大迷路はというと…

 

最初こそ迷路で遊んでくれていましたが、だんだん物足りなくなったのか、迷路の上を飛び越えて「パルクールみたいー!」と飛び回り始めました。

 

元々は壁の上に乗る設定ではないことと、みんなで掘った時の時間と労力がよぎり、

せっかく作った迷路が壊れちゃうー💦💦

やめてくれー!

 

・・・・とも思ったのですが、段々に、「この迷路を面白く使ってくれてるんだからいいかー」と、思えてきました。

 

 

 

自由に遊んでいる子たちは、ミニかまくらを作ったり、雪だるまを作ったり、友達同士で遊んでいました。

 

この数日で雪も緩んで、雪だるま作りにはもってこいの雪質でした!

 

プレーパークや放課後子ども教室での雪遊びの影響なのか、色水を持参する子も。

雪だるまが色づけされててかわいいですね!

 

大人も子どもも遊びに夢中になり、あっという間の1時間半でした。

 

 

地域おこし協力隊 まりっぺ こと 阿部真理


地域おこし協力隊 まりっぺ発🛫イベント開催!

2022年02月10日 13時30分21秒 | あべまり日記

 

お久しぶりのまりっぺプログです!

 

先週は、幼児のスキー教室やスキー検定に向けたスキー教室などがあり、仕事終わりにスキー場に直行する1週間でした。

 

この1年で一番なのではないかというくらい忙しい1週間で、毎日、家に帰ったら疲れ切ってすぐに爆睡・・・でしたが、私自身が幼少期から取り組んできたスキーという分野で貢献できているという喜びでとっても充実した時間でした💛

 

実はその先週の終わりに、地域おこし協力隊の私まりっぺが企画・実行したことが2つありました。

 

まずは、節分に合わせて元気いちばの皆さんへ豆を配りに行きました。

元気いちばとは、夏の期間中に作開地区の皆さんがお茶を飲みながらお話ししたり、町の総合文化祭にお出かけしたりして、地域の皆さんが顔を合わせる場を作ろうというものです。

 

冬の期間中は元気いちばの活動はなく、地域の皆さんが顔を合わせる機会が

少ないため、節分という機会に協力隊のまりっぺが皆さんの顔を

見に行こう!と思い、企画しました。

 

 

いざ豆をもって各お宅にお邪魔すると、

「ちょうど神棚にお供えしたいと思っていたところだったの」

「節分だと思ってはいたけど豆がなかったからありがたいわ」

 

という声をいただきました。

 

どの方も、お子さんが小さかった頃は家で豆まきをしていたそうなのですが、

子どもが大きくなるとやらなくなり、今では神棚にだけお供えしているのだそうです。

 

今回皆さんに会いに行ったことにより、どれだけ節分という行事を大切にされているか、ということを知ることができましたし、

 

 

皆さんとの会話の中で、

いつも元気いちばにいらっしゃっている地域の方々が1人、2人と高齢者施設に入られていく…というタイミングだったため、近所の方が少しづつ減っていく…ということについて、皆さんの率直な気持ちも聞くことができました。

 

人口がどんどん減っていく中で、協力隊として私には何ができるか改めて真剣に考えるきっかけにもなりました。

 

 

そしてそして、

週末2つ目のまりっぺ企画は、野球場でのかまくら作りでした!

 

イベントといっても、いつも体育館で一緒に運動している仲間や役場の若い方に声をかけ、ワイワイ作業することで横のつながりを深めようといったものです。

 

「東北スタイルのきれいなかまくらを作ってみたい」

写真:横手のかまくら

→こんなイメージ

 

その一心からこの企画が始まりました。

 

「一緒に野球場で遊びましょう」そういって声をかけて、ふたを開けてみると当日は11人も参加してくれました。

 

 

誰も足を踏み入れていない、あたり一面が銀世界の野球場。

そこをずんずか歩くだけでほらもう楽しい!

 

そして、せっかくの野球場なのでホームベース付近にかまくらを作ることに。

 

作りの経験者はいませんでしたが、まずはとにかく山を作って高さを出そうとトライしてみることにしました。

 

(※球場の使用許可はとっています)

 

ママさんダンプでひたすら雪を運び、それを足で固めていたのですが、

「これ、ソリで滑ったら効率がいいのでは・・・」という話になり試してみることに、

 

 

うん、確かにこっちの方が早い!そして踏むより楽しい!!

ということで作業を進めていきます。

 

屋外ということで、マスクの着脱は個人にお任せしましたが、

人と人との距離は保ちながら行っています。

 

雪にまみれながらワイワイワイワイ、皆さんもかなり楽しんでいる様子でした!

 

 

私はというと、焚火の火を起こしたり、みんなの様子を写真に収めたり・・・

一番楽な役回りをしていました。

(だからですかね、、、誰よりも楽しかったです♪)

 

 

ある程度の高さになると、穴を掘る作業に。

 

 

中にいる人は汗だくになりながら掘り進めていました!

休憩で穴から出てくると、体からとんでもないくらいの湯気が!

そして、休憩してほどなくするとまたすぐ穴の中へ消えていく…その姿はまるで

かまくら職人でした。(笑)

 

そしてこちらにはイグルー職人。

 

助手を一人つけて、2人体制で黙々とグロックを切り出し、イグルー作りを進めています。この作業は性格が出ますよね~。きっと私なんかがやるとブロックの形がバラバラで怒られそうです~(笑)

 

この方は、登山先の山でもイグルーを作り、そこに1泊されることもあるそうです。また、ブロックを切り出すスノーソーや、深さを調べるゾンデという道具もご自身で手作りされているそう。

雪面より下に掘っていくかまくらと、雪面より上に積み上げていくイグルー。

この二つが同じ空間にあることで、違いが見えて面白いのではないかと提案して作ってくれました。

帰るときには「イグルーの試作ができていい練習になりました」と言って去っていきました。

 

 

一方、掘るタイプのかまくらの仕上がりは、、、

こんな感じです。

 

中はこんな感じです。

こう見えても大人が詰めて10人ほど入るくらいの広さがあります!

 

そしてなんといっても私のこだわりはこの神棚!

神棚に全てを注ぎ込みました。これぞ東北スタイル。

私はこれしか作業していないといっても過言ではありません。(笑)

 

 

日没前には作業を終わらせ、ゆっくりしたいということもあり作業は3時間半でけりをつけました。

 

写真:横手のかまくら

作業してみて、このイメージのかまくらを作ることはかなり難しいことが分かりました(^^;

 

しかし、今回開催してみて、私の想像以上にこのような集まりを好む人は多いのかなと思いました。次は雪像作りですかねぇ!!

 

次回も楽しみです!

 

地域おこし協力隊 まりっぺ こと 阿部真理

 


11~12月のわんぱく探検団をまとめてギュっと報告!

2021年12月21日 17時25分00秒 | あべまり日記

 

2021年もあと1日で終わり、新しい年が訪れようとしていますね。

 

その前に、11月から12月までの間に書き残していなかった事業がいくつかあったので、

 

新年を迎える前にご報告したいと思います!

 

まずは11月に行われた【わんぱく探検団 タウンテーリング】から。

 

わんぱく探検とは、町内の小学生を対象に、自然体験をはじめとして町内の中で様々な体験をしてもらう活動です。今年度は海遊び、川遊び、稲刈り体験などを行ってきました。


今回のわんぱくは、街中にある看板や建物などからクイズが出題され、その答えを探してまちを歩きまわるという企画。

 

そして答えが出そろうとなんとゴール地点の名前が!

 

 

・・・・というはずが、当日はあいにくの強風&雨。

当初のゴール地点は東山スキー場だったのですが、町民センターに変更し、

時間も短縮して決行することに。

 

雨の日に外で遊ぶのってなぜかテンションあがりますよね!?

スタッフ含め、子ども達もハイ状態。

 

ではあるものの、スタートすると風の影響で寒さが厳しく、一刻も早く問題を解いて帰りたいという流れに。

 

すると、私たちのチームは・・・

商店街に聞き込み調査に!

 

「東山に行く橋の名前は?」

 

これは直接橋を見に行くよりも、近場で答えを聞いたほうが早いですもんね!

賢い!!

そして時間内に回れそうな場所は回って、

最後は手をつないで、歌を歌ってゴール♪

 

 

町民センターに戻るとあったかココアが待っていました!

 

冷えた体に染みわたりました。今まで飲んだココアの中で最上級に美味しかったー!

 

 

続いては、

【わんぱく探検団 トンネル工事見学】

 

現在、黒松内町では、倶知安-黒松内間の新幹線の開通を目指してトンネルが掘り進められています。

 

工事着工から2年。今までで700メートル進んだのだそうです。

その700メートルを、掘り方や機械の説明を受けながら歩いていきました。

 

普段なら見ることのできない、トンネルを掘り進める機械など、大、大、大迫力でした!

工事会社の権利の関係で写真をお見せできないのがとても残念なくらいです。。。


なのでトンネルに向かう前の電車旅の様子をお届けします。

 

子ども達の中には、電車に乗ったことのない人もたくさんいます。

(実はまりっぺっも黒松内の駅は使ったことがないんです((´・ω・)

 

なので私も、子ども達と同じ気持ちで臨みました。

 

今回は黒松内駅から長万部駅までの電車旅で、長万部駅からはバスで東川のトンネル工事現場まで行くという流れでした。

 

これが黒松内駅の中です。

昔、もっと電車の需要があったころは、この駅の中にも駅弁や本の売店があったとか!

今では無人駅ですが、以前は切符を売る人がいたんだな~と想像して昔に思いを馳せます。

 

それにしても、黒松内駅にこんなに人がいるなんてなかなかない見られない光景ですね!

 

 

ホームで電車を待っている間は、子ども達はソワソワソワソワ!!

「初めてのお使い」のような感覚でしょうか?

 

うまく乗れるかな?切符はとれるかな?お金は払えるかな?

 

わくわく感と緊張感でいっぱいですね!

 

電車が来るというアナウンスが鳴ると、みんなのテンションはマックスに!

 

そして電車が来ると、みんなで車両を見つめていました。

 

乗り込むとすぐに券売機があるので、1人1人切符を取っていきます。

「切符はなくさないようにポッケに入れておくんだよー」

と言うと、大事そうにポッケにしまっていました。

 

他のお客さんも乗車していましたが、20分ほどの車内をみんなは静かに座っていました!

 

そして一番緊張するのが改札!

 

1人1人が切符と220円を握りしめ、改札に並びます。

 

写真では伝えきれませんが、けっこうドキドキしてます!

しかし、無事に清算を済ませることができ、初の電車旅が成功しました!

 

ちなみに私は切符をなくし、私の初電車旅は残念な結果に。。。

(子ども達に注意しておいて、自分がなくすパターン!( ;∀;))

 

以上、わんぱく探検団でした!

 

 

4月から黒松内町の地域おこし協力隊に着任し、

沢山の方たちとお会いし、改めて私は人と話すことが好きなんだなーと実感しました。

そこで来年はこの長所を活かした活動を行っていけたらと思います!

来年もよろしくお願いいたします!

 

 

地域おこし協力隊 まりっぺ こと 阿部真理

 

 

 

 

 

 


わんぱく探検団!稲刈り&ジャガイモ集め

2021年10月20日 16時31分57秒 | あべまり日記

 

 

わんぱく探検団第4弾!

 

今回は稲刈り&ジャガイモ集めです!

 

参加する団員を2チームに分けて、午前と午後でそれぞれ体験をします。

 

 

私たちのチームは、まずは稲刈り体験からです!

農家の小坂さんの田んぼにお邪魔させていただきました。

 

まずは小坂さんからのお話を聞きます。

今回刈るのはもち米で、収穫したお米はお酒やおかきに加工されるそうです!

 

刈り方のレクチャーでは、鎌の使い方を学びました。鎌は一歩間違えるととても危険な道具。みんな小坂さんの大切な話を真剣に聞いています。

 

 

田んぼに移動していざ本番!

稲を刈る人と

 

運ぶ人で分担して作業を進めていきます。

 

ある程度の量になったら藁で稲束を作っていきます。

 

手狩りの稲は機械に運ぶのですが、その際に運びやすいので束にするのだそうです。

 

稲束まではしなくていいよと小坂さんは言っていたのですが、学校の授業で体験したことがある子ども達が率先して稲束を作ってくれていました!

 

小坂さんは機械で刈る実際の様子も見せてくれました。

「私たちがこんなにがんばったのにー!機械だと一瞬じゃん!」

という声も☺

 

それでも自分の手で刈るのがとっても楽しかったらしく、時間が来ても「まだやりたい!」と延長宣言。

 

時間ギリギリまで「刈って」「運んで」「結んで」を繰り返していました。

 

 

快くまで稲刈りを堪能した後は、しっかりと小坂さんにお礼を伝え、お昼ご飯を食べに運動公園に向かいます。

 

ここで団員が全員集合です!

 

それぞれ持ってきた弁当と、自然の家の豚汁でお昼ご飯。

 

 

 

でも人間は遊具を見ると遊びたくなる生き物。

ちなみに私はうんていがある公園を見ると必ず遊んじゃいます。

 

子どもたちもご飯を食べながらも遊びたくて遊びたくてウズウズしている様子。

 

 

そしてついに自由時間!

 

 

 

これまた予定を延長して、公園でたっぷり遊びました!

 

 

気持ちもエネルギーも満タンにして、イモ拾いに出発!

お世話になるのはふぁーむいん冨田さんです。

 

ここでは機械ですでに掘り起こしてあるジャガイモをどれだけ袋に詰めて持ち帰れるかが勝負!

ただし一人2袋まで!

 

ジャガイモ拾いはどの子どもたちも本当に楽しみにしていました。

 

だっていっぱい持ち帰れば帰るほど親の喜んだ顔が見られるから!

昨年たくさん持ち帰って、とっても喜ばれた記憶が残っているのでしょうね。

かわいい・・・。

 

 

気合入りまくりで、大きいジャガイモを袋にどんどん詰め込んでいきます。

 

 

 

「重い・・・」「うでちぎれそう!」

 

と言いながらも、袋が破ける寸前まで、ギチギチに。

 

そして、たくさん収穫させてもらったお礼に少しだけ冨田さんのお手伝いもして、町民センターに戻ります。

 

たくさん作業をして、沢山遊んで、沢山食べた一日でした!

 

稲刈りもジャガイモ拾いも、一度体験したことがある子どもたちは得意げに自慢してきますが、こういう体験は一度ならずも、何度でも体験したほうがいいと私は思います。

黒松内の基幹産業である農業に地元の子どもたちが触れる、これは本当に大切なことですね。

 

 

今日もお疲れさまでした!

 

 

まりっぺ こと 地域おこし協力隊 阿部真理

 


わんぱく探検団!延期の延期チームがついに!

2021年10月20日 16時29分46秒 | あべまり日記

 

8月にわんぱく探検団の前半チームの炊事遠足があり、続いて後半チームも行おうと思っていたところで、台風で延期・・・・そのまた次の日程も緊急事態宣言で延期になり・・・・

 

やっとやっと10月に入り後半チームの炊事遠足を実施することができました!

 

 

そしてこの日は、NPO法人「日本で最も美しい村」連合に加盟している市町村でいっせいにクリーン作戦が行われました。

 

連合に加盟している黒松内でも行われ、わんぱく探検団の団員も炊事遠足の前に街中のゴミ拾いをしました!

8月の炊事遠足に参加した団員もクリーン作戦に参戦。

 

 

小チームを作り、他のチームより多くゴミを集めようと必死です。

 

 

隅々までゴミ拾いの目が光ります。

 

 

しっかりびしょ濡れになりながら川沿いもくまなくゴミ拾い。

 

 

ほっちゃれも見つけて、みんな興味深々です。

 

今日はゴミ拾いに気合が入っている様子だったので、普段遊んでいる公園なども使い終わったらこれくらい気合を入れてゴミ拾いしてくれてたらいいなー!と思いました!

みんな!期待しているよ!

 

 

 

さてさて、やっとお待ちかねの炊事遠足!!

 

・・・のまえに鮭の孵化場見学です。今日は内容盛りだくさん!

 

 

「一度来たことがある!」という上級生もいましたが、初めて生きた鮭を見た低学年チームは鮭が水槽から飛び跳ねようとする姿に圧倒されていました。

 

 

そして、やっと中の川へ移動してカレー作りです。

このチームは2か月待ちわびていた炊事遠足です!さぞ楽しみにしていたことでしょう!

 

 

火起こしでは「俺に任せろ!」と言わんばかりに地面に寝そべり、火起こしと火加減の調節に専念する子も。

 

今日は炭になかなか火が付かずどの班も苦戦を強いられていましたが、火が付きやすい枝などを班ごとに協力して拾い、何とか火をつけることができました。

マッチを使ったことがない子も多いので、一人1回はマッチを擦る練習もしました!

 

 

印象的だったのが、

「ジャガイモの硬さを確かめたいけど、割りばしがない」

 

「じゃー近くに落ちてる枝を使おう!」

 

と、道具がないなら作ればいいという発想に至っていたのが、炊事遠足らしくて素敵だなと思いました!

 

 

 

さて、みんなで作ったカレーのお味は・・・!?

「おいしいー!」

「カレーにキャベツは意外と合う!」(この詳細は後程・・・)

 

と満足そうな様子!

中には大盛り2杯、皿からあふれんばかりのカレーをたいらげた子もいました。

 

 

8月の前半チームはデザートでスイカを食べたのですが、後半チームはなんと豪華なちゃんちゃん焼きでした!

 

そしてそのちゃんちゃん焼きの具材とカレーの具材を間違って入れてしまった班が、「キャベツカレー」となってしまったわけです・・・。

 

カレー用具材:玉ねぎ、ジャガイモ、ニンジン、

ちゃんちゃん用具材:キャベツ、ジャガイモ(薄切り)、ニンジン

・・・ほぼ似たような具材ではあるのですが、入れてしまった班は、「カレーにキャベツって聞いたことない!どうなっちゃうの~!?」となんだか楽しそう。

結果的においしく出来上がったので、「次からお母さんにカレー作るときはキャベツ入れてもらおー」と言っている子もいました☺

 

 

 

 

今回の炊事遠足では、子どもたちそれぞれに何かしらの「挑戦」があったと思います。初めてマッチを擦る、火を起こす、具材を炒めるなどなど。

 

その初めての挑戦の瞬間に立ち会えた充実した時間でした!

 

ゴミ拾いから始まりカレー作りまで盛りだくさんの一日で、子どももさすがに疲れたのではないでしょうか!?(少なくとも大人は疲れました(^^)/)

 

 

次回のわんぱく探検団はジャガイモ拾いと稲刈りです!

 

 

NPO法人「日本で最も美しい村」連合HP

https://utsukushii-mura.jp/

 

 

 

まりっぺ こと 地域おこし協力隊 阿部真理

 

 


鮎の産卵場作り

2021年08月27日 14時21分00秒 | あべまり日記

 

町の企画環境課、朱太川漁協組合さんが中心となって行っている鮎の産卵場作りが朱太川の下流で行われ、私もお手伝いに参加しました!

 

 

朱太川の鮎は、全国各地の河川で捕れた鮎を食べ比べてその味を競うイベント、

 

「清流めぐり利き鮎会」2016でグランプリを獲得するほど評価が高く(2019年には準ブランプリにもなっています!)、

 

各地から鮎釣りに朱太川まで足を運ぶ人も多いのです。

 

 

 

一昔前まで朱太川では、

 

本州から持ってきた稚鮎を放流して個体数を維持していたのですが、

外から来た鮎には病気の持ち込みや遺伝子のかく乱という問題もあり、

そのような問題から朱太川の天然の鮎を守るべく、黒松内町では大きな方向転換を行い、

 

 

・孵化場で人工的に鮎を増やす

・鮎が卵を産みやすいように朱太川に産卵場を造成する

 

 

というように黒松内の中だけで鮎を増やす取り組みがされるようになりました。

 

漁協の菅原さん曰く、この決断をして1~2年は鮎が釣れなくて批判もあったそうです。

 

しかし、現在はこの方法で鮎の生息数を確保できており、それが結果的に利き鮎会のグランプリにもつながっているのです。

 

 

では早速、現在行わてている取り組みをご紹介していきます。

 

 

まずは作開地区にある鮎の孵化場について。

 

 

 

孵化場では親鮎から人工的に精子と卵子を取り出してプールの中で孵化させます。

それが9月初めころから行われます。

 

しかし、その親鮎を取るためのがらがけという作業がとてもハードなのだそうで…。

 

というのも、がらがけが行われるのは夜の7時から早朝の5時ころまでで、明かりを灯さずに川で作業を行うそうなのです。クマの恐怖との戦いですね。。。

 

 

さらに高齢化で作業できる人が減っており、今ははわずか4人しかいないそうです。。。

き、厳しい。。。

 

 

 

 

 

場所を移し睦橋の上流へ。

 

 

長年、朱太川の鮎調査をしているたかはし河川生物調査事務所の高橋さんから作業の説明、なぜそれをするのかなどのお話を聞き、作業開始。

 



 

鮎が産卵するときは小石の多い平らな場所を好みます。

高橋さん曰く、川底がこんな感じだと小石の隙間に卵を産み付けるのだそうです。

 



 

逆に砂が多いところや凹みを嫌います。卵が流されたり、吹き溜まりに砂がたまり卵が埋まってしまうからです。

 

なので作業では小石を平らにならしたり、砂をどかして小石を敷き詰めたりしました。

 

事前にある程度までは重機で均しているので、あとの微調整を人力で行っていきます。

 



 

 

レーキで均したり、

 



 

 

足で砂をどかしたり、

 



 

作業場所は広範囲でしたが、今回の参加者は30人ほどと人数が多くてとてもスムーズに作業が進みました。

黒松内の漁協組合をはじめ、河川管理や養豚業、鉄道関係といったように各方面で朱太川と関わりを待つ団体が参加していました。

 



いい感じ!

 

 

終了後には専門家の高橋さんも、「今年はとても出来がいい。去年のように大雨で産卵場が流させるようなことがなければ来年は大いに期待できる。」とおっしゃっていました!

 

 

作業が始まってから今年で5年目だそうですが、沢山の方々の手が加わって朱太川の天然鮎が守られているのだと感じました。

とても勉強になりました!

 

 

…ただ、自分自身の学びだけで終わってはいけないのが地域おこし協力隊の難しいところ。(笑)

 

色々なイベントに顔を出させていただいている意味を深く考えなきゃなーとアセアセしている今日この頃です(;^ω^)

 

 

まりっぺ こと 阿部真理


わんぱくな子どもたちによる炊事遠足!

2021年08月23日 17時06分58秒 | あべまり日記

 

 

わんぱく探検団☆炊事遠足&川遊び!

 

 

わんぱく探検団とは、一年を通して黒松内の自然に親しみ、仲間と協力し、とにかく全力で遊びまくってわんぱくになろう!という目標で黒松内町の小学生を対象として教育委員会が主催しているものです。

 

今年度のわんぱくは遠足から始まり次に海遊び、そして3度目の今回が炊事遠足&川遊びです。

 

 

 

 

始まりの会が終わると、さっそく川へ移動し、カレー作り。

 

まずは火起こし。。。の前、にかまど作りから

鍋が安定するように、そして炭がおけるように河原の石を積み上げて行きます。

 

 

どうしたらうまく火が起きるのか、

 

それを高学年が率先して、できるだけ自力で試行錯誤してほしいと大人側は思っているのですが、参加者は低学年がほとんどで初めて火を起こす子も多く、なかなか上手くいかない班もありました。

 

大人がどれだけ手を加えるか、その塩梅が難しいですね。

 

火をつけることがゴールではないので(この後カレー作りも川遊びも控えている!)、最終的には大人が手伝います。。。

 

 

火が付くまで子どもにとことん付き合う火起こしもさせてみたいですね。火起こしなんてなんぼ練習しても足りないくらいですから。

(私が火起こしが下手なので一緒に練習したいだけなのかも・・・!?)

 

 

さて、なんだかんだ無事に火は起こせて、次はカレー作り!

野菜は事前にカットしてあるので、あと問題は水加減。

シャバシャバの水カレーができるか丁度いいカレーができるかの分かれ目です。

 

みんな苦労したかいがあって、どの班もおいしいカレーができてました。

美味しすぎて、そしてみんなの食欲がすごかった。

 

 

 

この後は待ちに待った川遊び。

早速ライフジャケットを着て、

 

 

 

 

 

川遊びでは生き物を探したり、

 

泳いだり、浮かんだり

 

水をかけ合ってみたり

中には大きいバケツでドンブラコ~ドンブラコ~してみたり(笑)

 

休憩ではスイカをほおばり

 

 

赤身がなくなるまでガリガリしてたいらげてました!

 

こんな風に思い思いの遊びを楽しんで、あっという間に帰る時間。

子どもたちはまだまだ遊び足りない!と言わんばかりに、名残惜しそうに川から上がってきます。

 

 

 

 

 

例年に比べて登録者が40人と多く、人数を半分に分けて2日間で行う予定でしたが、台風に伴う悪天候で1回目は延期に。

 

あるご家庭では、わんぱくで作るカレーを全力で味わいたいということで、わんぱくに向けてカレーを食べないようにしているという噂も・・・!!!?

 

子どもたちがこんなにわんぱくを楽しみにしてくれているなんて・・・

早くカレーを作りたいですね。

 

 

ついにこの週末こそは天気もびったり晴れ予報!

 

はやく子どもたちの笑顔が見たいまりっぺでした。

 

 

 

まりっぺ こと 地域おこし協力隊 阿部真理


初めてのテント泊!

2021年07月19日 17時42分54秒 | あべまり日記

 

自然学校の裏庭には1日1組限定のプライベートキャンプ場がありますよね!

ついに私まりっぺもキャンプ場でキャンプをしてみたのでその様子をお届けしたいと思います♪

実はアウトドア好きと言っておきながら黒松内に来てからはまだキャンプをしたことがなく…自然学校にボランティアで来てくれていたりんご🍎ちゃんのおかげでついに仕事終わりの平日キャンプが実現しました!

いつも来ている仕事場ですが,テントを張るとワクワクが倍増しますね!

テントは思ったよりサクッと立てられ,次の準備へ

 

お次は焚火!焚火は好きなのですが,実は苦手意識があります...

小学生の頃から地元秋田で子どもキャンプに参加しており,何度も焚火のチャンスはあったはずなのですが...そのチャンスを逃し続けて,火おこしができないんです.

なのでこれからは積極的に火起こししていきたい!

 

ということで今回は

ファイアースターターを使って火を起こそうと思います!

数年前に買ったはいいものの,使わずに眠らせ続けていたこの子。

 

使ってみます。

近くに生えている白樺の薄皮を少しだけぺりぺりといただき細かくして,井桁型に組み立てた薪の隙間に散りばめます.そして全力でファイアースターターをこすり火花を出し続けてみました.

 

しかし…意外と火がつかない。。。

何度も2人でトライするも…

火がつかない。。。

 

結局は白樺の薄皮ではなく新聞紙に引火してくれて何とか火をおこすことができました.

 

そういえばゴールデンカムイでは白樺の皮は生木からではなく乾燥させてから使っていたような…。なるほどつかない原因はそれかー!

 



 
一度火が起きるとあとはもう順調!今回は田中鮮魚店の親鳥と相澤精肉店のホルモンなど黒松内ならではの食材を使ってのBBQで,疲れた体においしいお肉が染みわたりました!

お肉サイコー!BBQサイコー!

 

片付けが終わりライトを消すと空にはきれいな星空が輝いていました!

キャンプをするには少し風が強くて肌寒いくらいでしたが,その風のおかげで雲がきれいに吹き飛んでくれたみたいです.

イマドキ街灯が全くない場所はほとんどないので,なんの障害物もなく星空を見れる自然学校のキャンプ場は素敵ですね♪

 

その日はテントに入りすぐに就寝…(笑)

 

朝は鳥の音とともに目覚めました.

貸し切りのキャンプ場なので川のせせらぎや鳥の鳴き声や雨の音など,自然音がダイレクトにテントの中に聞こえてきます.

 

逆にカラスの鳴き声で早朝4時に起こされるということもありますが...(笑)

しかしこれはこれでキャンプ感がありますよね.

 

 

さて,次の日は教育委員会でお仕事です!

 

楽しいキャンプを終え,真理子さんご飯を頂き元気に出勤!

次回はキャンプファイヤーもやりたいです!

 

 

まりっぺ こと 地域おこし協力隊 阿部真理


出張!阿部農園!

2021年07月17日 18時02分48秒 | あべまり日記

 

私は家の庭でこじんまりとですが畑を耕しております。
↑種類はトマト、ナス、ヤーコン、ホオズキ、ウルイなどなど。最近の暑さでトマトは急成長中です。
 
そして今日は、町内でおいしいイチゴを作られているWさんから頂いたイチゴの株を畑に植えます!
植えるのはお友達の家の畑で、これからは共同で大切に育てて行く予定です!
 
出張、阿部農園!ということで、プライベートの時間で取り組みました。
 


まずは畑を耕すところから。(序盤は私はサボっていたのでだいぶ楽してます☺)
鍬、スコップを使いえっさほいさ。
除草しながらえっさほいさ。
 
暑い…あづい!
今日は何度ですか?!😵
週末からの急な暑さにやられながらも進めていきます。
 


 
すると…掘るたびにミミズが出てきます。
とても栄養のある土そうなので、来年の収穫に向けて期待が高まります。
(⚠この下、ミミズの写真です)
 


 
中にはこんなに太くて長いミミズも。(写真では伝わりづらい…でも、ほんとにすごく大きいんです!)
 
最初は固い土でしたが、何度も掘り返すうちに雑草も減り、土も柔らかくなり、そろそろというところで畝作り。
今回はマルチも使いました。マルチの効果はいまいち理解しきれていませんが、Wさんの畑でもマルチを使っていたし、雑草防止や保水効果があるというのは聞いたことがあるので使ってみることにしました。
 
岩見沢のシェアハウス時代にマルチの張り方を教わっておいてよかった…!
 


一張り目はこんな感じ。
通の家庭菜園の人が見たら怒りそうな見栄えですね…
 


そして二張り目
1つ目よりはうまくなってる!(笑)
マルチと土の間に空間ができるとやけどするということを思い出し、それを意識して密着するように張ったら見た目も少しきれいに!
 
 
やっとこイチゴの株植えにたどり着きました。
じゃじゃーん!ついにフィニッシュ!
 


 
 
Wさんのイチゴは北海道でしか栽培できない「けんたろう」という品種で、しかもそれを無農薬で栽培されいています。
 
そんな大切なイチゴを譲りうけたからには、大切に大切に育てていきます!
どうか美味しいイチゴになりますように…!


 
 
まりっぺ こと 地域おこし協力隊 阿部真理