庶民の期待 4月25日

衆院補選は、民主党とっては残念な結果に終わった。
今日は患者さんの中にも、補選の話題に触れる方が何人かいらっしゃった。概して言えることは、自民党が勝利したことを決して良かったとは思ってはいないが、さりとて、他に選択肢があったのか?というと明確な答えがない、そんな感じ。争点が、郵政民営化であろうがなかろうが、自分たちの身近なところに手の届かない政策論争は、まったく有権者の心に響かない、異口同音の意見。

福岡2区では、無党派層の4割強が山拓氏に流れ、宮城2区では5割以上が2人の保守系候補に流れているのだ。生活感のある具体的な政策が掲げられ論争されていたら、結果は違っていたかもしれない。年金問題は勿論のこと、郵政民営化の問題にしても、市民の暮らしにどのように影響するのか、民主党なら市民のためにどのような方針で取り組むのか、明確なメッセージが有権者に伝わっていたのだろうか。

このままいくと、20歳の若者の年金総額(受給総額-保険料総額)は、65歳の人よりも5,800万円少ない。5歳のチビッコにいたっては、65歳の人より6,000万円も少ないのだ。こんな現実を突きつけられたとき、現政権を選択する有権者が大勢を占めるはずがない。中越地震を経験した田中真紀子さんは、余震の続く福岡の人々の、心をつかむ言葉を発した。真紀子氏の起用に賛否はあるが、少なくとも、聴衆の心をひきつけるという点では、ピカイチの政治家だ。

小泉政権を直近で支える山拓氏は、圧倒的知名度であるだけに、逆にそこがウィークポイントであったはずだ。民主党議員の不祥事による補選ではあったものの、吐き気がするほどのスキャンダルを抱えた山拓氏に、勝てない選挙ではなかったはずだ。民主党にとっては非常に残念な結果に終わった。

党幹部が演説すれば良いというものではない。有名人にパンダになってもらうばかりが能じゃない。人心をつかむことは一朝一夕のものではないが、民主党が真の市民政党になるためには、偏差値では推し量れない乗り越えなければならない大きな壁が存在することもまた事実。人間力だ。私も肝に銘じ、研鑚努力する。

さて、今日は、朝から大変なニュースで、患者さんも私たちもTVにかじりついていた。信じられない列車事故だが、現実の出来事だ。想像を絶する大惨事に、JR西日本のプレス対応は十分なものではない。一刻も早く原因を包み隠さず公表して欲しい。犠牲になられた方々の無念、そして残されたご遺族の心情を思うとき、本当に胸が張り裂けそうだ。事故は、決して他人事ではない。戦後最悪の人災・・・。
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