私は二人の子どもを育てました。
子育ては失敗ばかりでした。
あちこちぶつかりながら育ててきたように思います。
私はそういう意味ではへなちょこ母さんで、子育てはほかの大人に子育てを託していました。
たとえば、私の友人たち。
たとえば、学校の先生。
たとえば、我が家に遊びにくる大人の男性。
わが子たちは、ほかの大人の子でもありました。
パプアニューギニアに暮らしていたころは特別な娯楽が無いので、大人はともかく遊びを作っていたように思います。
その遊びは集まってテニスするとか、おしゃべりするとか、お酒飲むとか、ご飯を食べるとか・・・・
そうやってぐちゃぐちゃと集まりながら大人も子どももなく遊んでいたような気がしています。
そんな時は、私も気が楽でした。
私がいろいろやらなくても、ほかの大人が子どもたちの世話をしてくれていたし、小さいことにいちいち小言を言うでなく、なんでもやらせてくれていたのです。
また、私もそうであったなぁ、と思います。
親子だけでは煮詰まります。
子どものお手伝いを阻害します。
少なくても私は心がひろい大人でなかったので、子どもたちのやる気をそいでいたように思います。
サクサクとに日常の家事を終わらせたい、私は子どもたちのやる気をそいでいたように思います。
たくさんの大人が関われば、そういったことはなくなるでしょう。
子どもってとても好奇心が旺盛だから、なんでもやりたくなります。
特にやってほしくないことに興味を抱きます。
実は大事なことです。
その時こそが子どもたちの育ちざかり。
こんな小さな子どもたちが、お手伝いをしてくれています。
こんな小さい子どもたちが育っています。
のらはこんな小さい子どもたちの手でも支えられているのです。
せっせと掃除にいそしむ子どもたちです。