10年やればプロになる!と思っています。
幼い子どもを育てる女性たちのワークショップを実施するときも10年の話はすることがあります。
子どもの手が離れてから何か事を始めるのではなく、子どもの成長と一緒に自分の時間を作って「自分のこれ」に集中する。
そうしておけば自由に動けるときがくれば、すぐに力を発揮できます。
今年は「10年」が私にとってキーワードでした。
10年前に埼玉県の男女共同参画推進センターができて、「調査研究事業」の団体として、子育て期に女性たちへの学習プログラムを作りました。
それからちょうど10年目の今年、埼玉県の事業「女性からの政策提言講座」を受託して、プログラムを展開していました。
今回の事業をしてみて、10年の時は確実に私たちを成長させてくれた、と思いました。
また、今回の事業もさまざまな気づきをもたらしてくれました。
私たちのチャレンジ事業でした。
2月1日の埼玉県男女共同参画推進センターのフェスタでの発表に向けて報告を取りまとめる作業にとりかかりました。
年末年始も大掃除と報告書の作成で終わると思います。
もう一つの10年は、北海道余市のニッカウィスキー工場でマイウイスキー作りに挑戦しました。
そのウイスキーが樽に詰められて、10年の時を過ごして、私のところにやってきました。
届けていただだいた琥珀色のビンを眺めながらうれしいなぁ、と思いました。
10年の時間というのはすごいものだとも感じました。
人の知恵と、自然の力と、時間がうまいものを作るんですねぇ。
子どもを育てていると、10年の時は子どもの成長で確認ができますが、大人になった子どもたちはもう私の手元から離れていますから、その感慨はあまり湧いてきません。
3年のスパンで物事を考えたり、10年の長さをおもってみたり、毎日は日々淡々と過ぎていくように思われますが、ある塊のある時間が過ぎると驚くサプライズがあるのです。
今年はそんなことをおもいました。
不思議でなりません。