読みたい本ですが、、よめないので😢リンクして保存。
車椅子で子育て中の主婦又野亜希子さん(35)(加須市)が、
絵本「ちいさなおばけちゃんとくるまいすのななちゃん」を執筆、長女杏子(ももこ)ちゃんが5歳の誕生日を迎えた2日に出版した。「誰でも一人じゃ生きていけない。違いがあっても手を取り、支え合うことの大切さを伝えられたら」と又野さん。市に45冊を寄贈した。
保育士として働いていた2004年、交通事故で頸髄(けいずい)を損傷、胸から下がまひした。生きることに絶望したが、06年に杏子ちゃんを出産。家族にも支えられ、講演会や執筆活動などを積極的に行うようになった。
障害者への理解や命の大切さを訴えているが、小さな子どもたちに直接語りかけるのは難しく、昨夏から絵本づくりを始めた。
保育園で遊びの輪に入れない車椅子の女の子・ななちゃんが、お化けの励ましを受けて「仲間に入れて」と声を出し、仲良く遊べるようになるというお話。障害者が抽象的な存在にならないよう、あえて車椅子を登場させた。「車椅子生活になった当初は、私も人の輪に入るのにちゅうちょしていた」という体験を、ななちゃんに重ねた。
絵は、粘土の人形などを使った実写スタイルで、造形作家が担当。作中、杏子ちゃんが描いた絵も登場する。「絵本を通じて、思いやりのある子どもがたくさん育ってほしい」と又野さんは願っている。
A4変形判32ページ、1400円(税抜き)。問い合わせは、あけび書房(電03・3234・2571)へ。読売新聞 地域>埼玉