青鬼はとってもいじめっこだったの。
日本一のきびだんごをおばあさんに作ってもらった、ももたろうは鬼が島へ鬼退治に向かう。
村はずれできじに出会う。
「ももたろうさん、勇んで何処へお出掛けですか。」
「鬼が島へ鬼退治。」
「腰に付けた物は何ですか。」
「日本一のきび団子。」
「一つ下さい。お供します。」
「それではお前に分けてやろう。これさえあれば十人力。」
更に歩き山に入ると犬に出会う。
「ももたろうさん、勇んで何処へお出掛けですか。」
「鬼が島へ鬼退治。」
「腰に付けた物は何ですか。」
「焼き上げたばかりのきじ肉。」
「一きれ下さい。お供します。」
「それではお前に分けてやろう。これさえあれば十人力。」
それから更に野を超え歩き続けると猿に出会う。
「ももたろうさん、勇んで何処へお出掛けですか。」
「鬼が島へ鬼退治。」
「腰に付けた物は何ですか。」
「燻製にしたばかりの牛ロース肉。」(ももたろうさん、ちょっと嘘つき)
「一きれ下さい。お供します。」
「それではお前に分けてやろう。これさえあれば十人力。」
ももたろうと猿は、だんごときじ肉とドッグジャーキーを食べ食べ山超え、谷超え、海越えて鬼が島に着いた。
門の所にいた小さい青鬼とそこらにいた鬼達は大騒ぎして奥に逃げて行く。
鬼の大将は酒盛りの真っ最中だった。
猿は言った。
「鬼の大将様、人間の生け贄にございます」
おしまい
村はずれできじに出会う。
「ももたろうさん、勇んで何処へお出掛けですか。」
「鬼が島へ鬼退治。」
「腰に付けた物は何ですか。」
「日本一のきび団子。」
「一つ下さい。お供します。」
「それではお前に分けてやろう。これさえあれば十人力。」
更に歩き山に入ると犬に出会う。
「ももたろうさん、勇んで何処へお出掛けですか。」
「鬼が島へ鬼退治。」
「腰に付けた物は何ですか。」
「焼き上げたばかりのきじ肉。」
「一きれ下さい。お供します。」
「それではお前に分けてやろう。これさえあれば十人力。」
それから更に野を超え歩き続けると猿に出会う。
「ももたろうさん、勇んで何処へお出掛けですか。」
「鬼が島へ鬼退治。」
「腰に付けた物は何ですか。」
「燻製にしたばかりの牛ロース肉。」(ももたろうさん、ちょっと嘘つき)
「一きれ下さい。お供します。」
「それではお前に分けてやろう。これさえあれば十人力。」
ももたろうと猿は、だんごときじ肉とドッグジャーキーを食べ食べ山超え、谷超え、海越えて鬼が島に着いた。
門の所にいた小さい青鬼とそこらにいた鬼達は大騒ぎして奥に逃げて行く。
鬼の大将は酒盛りの真っ最中だった。
猿は言った。
「鬼の大将様、人間の生け贄にございます」
おしまい
「おじいさん、ここにある大きな葛篭(つづら)と小さな葛篭どちらかお好きな方をお持ち帰りくださいな」
「わしゃあ、日頃体鍛えとるし大きな葛篭をいただこう!」
家について葛篭のふたを開けてみると…
そこには眩しいくらいの金銀財宝が沢山入っておりました。
その財宝を見たおばあさんは「どれどれ私も」と、呼ばれてもいないすずめのお宿に上がりこみもてなしをさせたあげく葛篭を要求しました。
「おばあさん、ここにある大きな葛篭(つづら)と小さな葛篭どちらかお好きな方をお持ち帰りくださいな」
そう言われたおばあさんは(もしここで、大きなほうを選べば欲深な人間だと思われるかもしれない。じいさんの財宝もあることだしここはひとつ小さなほうにするとしよう)と思い、
「あたしゃあ、小さいほうの葛篭をいただくとしよう!」
家について葛篭のふたを開けてみると…
中からは蛇やらむかでやら、気持ちのわるいものがうじゃうじゃと出てきておばあさんは気を失ってしまいましたとさ。
おしまい。
「わしゃあ、日頃体鍛えとるし大きな葛篭をいただこう!」
家について葛篭のふたを開けてみると…
そこには眩しいくらいの金銀財宝が沢山入っておりました。
その財宝を見たおばあさんは「どれどれ私も」と、呼ばれてもいないすずめのお宿に上がりこみもてなしをさせたあげく葛篭を要求しました。
「おばあさん、ここにある大きな葛篭(つづら)と小さな葛篭どちらかお好きな方をお持ち帰りくださいな」
そう言われたおばあさんは(もしここで、大きなほうを選べば欲深な人間だと思われるかもしれない。じいさんの財宝もあることだしここはひとつ小さなほうにするとしよう)と思い、
「あたしゃあ、小さいほうの葛篭をいただくとしよう!」
家について葛篭のふたを開けてみると…
中からは蛇やらむかでやら、気持ちのわるいものがうじゃうじゃと出てきておばあさんは気を失ってしまいましたとさ。
おしまい。