「おじいさん、ここにある大きな葛篭(つづら)と小さな葛篭どちらかお好きな方をお持ち帰りくださいな」
「わしゃあ、日頃体鍛えとるし大きな葛篭をいただこう!」
家について葛篭のふたを開けてみると…
そこには眩しいくらいの金銀財宝が沢山入っておりました。
その財宝を見たおばあさんは「どれどれ私も」と、呼ばれてもいないすずめのお宿に上がりこみもてなしをさせたあげく葛篭を要求しました。
「おばあさん、ここにある大きな葛篭(つづら)と小さな葛篭どちらかお好きな方をお持ち帰りくださいな」
そう言われたおばあさんは(もしここで、大きなほうを選べば欲深な人間だと思われるかもしれない。じいさんの財宝もあることだしここはひとつ小さなほうにするとしよう)と思い、
「あたしゃあ、小さいほうの葛篭をいただくとしよう!」
家について葛篭のふたを開けてみると…
中からは蛇やらむかでやら、気持ちのわるいものがうじゃうじゃと出てきておばあさんは気を失ってしまいましたとさ。
おしまい。
「わしゃあ、日頃体鍛えとるし大きな葛篭をいただこう!」
家について葛篭のふたを開けてみると…
そこには眩しいくらいの金銀財宝が沢山入っておりました。
その財宝を見たおばあさんは「どれどれ私も」と、呼ばれてもいないすずめのお宿に上がりこみもてなしをさせたあげく葛篭を要求しました。
「おばあさん、ここにある大きな葛篭(つづら)と小さな葛篭どちらかお好きな方をお持ち帰りくださいな」
そう言われたおばあさんは(もしここで、大きなほうを選べば欲深な人間だと思われるかもしれない。じいさんの財宝もあることだしここはひとつ小さなほうにするとしよう)と思い、
「あたしゃあ、小さいほうの葛篭をいただくとしよう!」
家について葛篭のふたを開けてみると…
中からは蛇やらむかでやら、気持ちのわるいものがうじゃうじゃと出てきておばあさんは気を失ってしまいましたとさ。
おしまい。