特に夏の暑さの隙をうかがって忍び寄ってくる北寄りの風は大嫌いである!
何だい、人がのんびりくつろいでいる快適な空間に、こそこそと入り込んで来て、しかも靴も脱がないで土足のままじゃないか。
多くの人が疑問に感じているにもかかわらず「戦争法案」を強引に成立させようとしている輩によく似ていやがる。
共通するのは何気ない顔をして、私はドロボーでも悪人でもありません、などと平然としながら、実は中身に油断出来ない危険なものばかりを込めている点である。
南の開放的で暖かな空気が周囲を包んでいるところに、あの憎っくき奴らが入って来ると、てきめんにくしゃみをして鼻水が垂れ始める。
もう完全な北風嫌いのアレルギー症状が出るのである。
それだけだって不愉快千万である。
いいかい、ものには順番てぇものがあるんだよ。
何もお前の居場所は無いよ、と言ってるんじゃあないんだよ。仲間外れにしようってぇんじゃないんだよ。
あんたの順番はもっと後なんだよ。大人しく列の後ろで順番が回ってくるのを待ってろよ。
ここは日本だからな。ちゃんと順番は守るんだ、良いな!
こいつを嫌っているのは私1人ではない。
北海道から関東の太平洋岸に吹く北寄りの風を特にヤマセと呼んでいる。
冷たく湿っていて、雲が出来やすい上、稲の花が開花するような時期に何日もこいつが吹きつづけると、米は大打撃を受ける。
いわゆる冷害である。
こいつのおかげで、江戸時代から戦前にかけて、どれくらいの少女が身売りされたことか。
農家にとっては不倶戴天の敵なんである。
くそっ! 今年は吹かないと思っていたが、案の定忍びこんできやがった!
昨日用事で横浜まで出かけたが、長ズボンに長袖シャツ姿だぜ。
まだ8月だよ。短パンにポロシャツ程度で十分なはずなんだけれど、それじゃあ風邪をひきかねない。
おまけに寝る段になって、毛布1枚では寒くてたまらないから、薄手の掛け布団を引っ張り出してくるありさまだ。
9月一杯は残暑様に居残っていただきたいと密かに願っているのだが、それもまあ叶わぬ願いに終わりそうである。
何ともツレナイことである。
薄手とはいえ、この時期に掛け布団の中がとても心地良いなんて、狂ってるぜ。
江戸の昔から続く「変化朝顔」の「姫」。直径6、7センチと小粒ながら、深い色合いの味のある花が開いた。団十郎の茶色ともども色合いが粋である。
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