わが家でも早速、買い込んでおいたヌーボーの栓を開けた。
しかし、ボージョレーではない。「ガメイ・ヌーボー」である !
正式には「ガメイ・ヌーヴォー・ヴァン・ド・ペイ デ・コート・デュ・ターン2014」という。
ボージョレーはリヨンに近いところでできるが、こちらはフランス南西部のトゥールーズに近いコート・デュ・ターン地区で生産される。
ブドウの種類は同じ「ガメイ」種。
ボージョレーのように軽過ぎることはない。色あいも少し濃い紫。タンニンがないから渋くないところは同じだが、よりフルーツの香りがして大人っぽいのである。
時々足を運んだ品川・高輪台の隠れ家のようなフレンチレストランのオーナー兼ソムリエから「ボージョレー・ヌーボーも飲みたいでしょうが、ちょっと軽すぎますよねぇ。いいものを紹介します」といって教えてもらったのが、このガメイ・ヌーボー。
味のほかにも違いがあって、そのひとつが値段。認知度が進んだためか今年は値上がりして1本800円弱だったが、それまでは700円そこそこの値段で手に入った。
もうひとつが、ボージョレーのような解禁日がないこと。いつだって飲めるのである。惜しむらくは、このことを知ったのは栓を開けた日。つまり昨晩。2週間以上前に届いていたのに、解禁日があると信じ込んで“お預け”を食っていたのである。何という間抜け ! 。
初ものの味? そりゃあ待ったかいがあったってぇもんですよ、お立会い !
軽すぎず、重すぎず、適度にフルーツの香りの漂うフレッシュな味わい。これもまた悪くない。
夜な夜な登場するわが家のワインは財務大臣のお達しにより1本300円台、と厳命されていて、スーパーで買ってくるチリ産のものが多い。
カベルネソーヴィニョン種のものなど、この値段でも結構いけるのである。
とはいえ、ガメイちゃんは値段で見れば倍以上の“高級品”ではないか。清水の舞台から何とやら、と言うほど大げさでもないが、それでも シ・ア・ワ・セ な気分なんである。
それにしても、一時期のボージョレー・ヌーボー騒ぎはどこへ消えてしまったんだろうか。あのバカ騒ぎぶりとその後の知らん顔。ある意味、日本人もやるじゃん、て感じ。もちろんアイロニーでっせ。政治家大喜びの国民性。12月14日は本懐を遂げた赤穂浪士のように、裏切られ続けている国民は“上野介”を懲らしめられるんだろうか。
今日は孫娘の6歳の誕生日。手作りのカードと絵本2冊は既に母親の手元に送ってある。気に入ってくれると嬉しい。
ガメイ・ヌーヴォー・ヴァン・ド・ペイ デ・コート・デュ・ターン2014
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