今日の母は、
妄想の世界の住民でした。
「ああ、疲れた。さっきまで(床を汚した)おしっこを片付けてあげていた」と、言います。
父の介護時の事を思い出した?と、良く聞いていると、
違うようですし、
時系列もめちゃくちゃ ですから、
一応頷き、「大変やったねえ」と、労いました。
夫の顔を見て、名前は出なくても 「パパ」と、理解した表情です。
手の甲に酷い内出血が、見えます。
「どうしたの」と尋ねると
「やられた」と。
きっと ベッドの柵にでも 打って作ったのでしょう。
ここの方(職員さん)は、どう?優しい?」と、尋ねると「ええ人ばかりで ええわあ」
それは良かった。
たまに話が 通じます。
父との写真を見せて、
「ハンサムに写っているね、隣の人(母)も奇麗やなあ」と、
取り留めもない話をしているうちに、
タイムスイッチは15分経過、面会終了でした。