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日々の移ろい

定年退職後の 夫


会社員として 60歳の定年迄勤め、

定年前健康診断の際に、肺に影があると再検査を勧められ、

肺癌の疑いがあり、
又 緑内障とも診断され、

定年延長はせず、

退職日直後、肺癌摘出手術を受けた夫。

その細胞は病理検査の結果
肺腺癌2bと診断され、

早く見つけて頂いた と、感謝した。

それから、13年。

その間、
次女 3女とバージンロードを歩いた。
3人の娘に 5人の孫が産まれた。

私の父母の介護、夫の母の介護も 夫と、
乗り越えてきました。

今朝の散歩時に、
話しながら 夫が言いました。


「この13年間は、
会社員時代より濃厚な時間だったな、あの頃は一つの歯車だったけれど、家では主体的に動かざるを得ないからな」と。

もしトラ ではないですが、

もし、13年前に肺がんで亡くなっていたら、

私独りで、こなせなかったと思います。

さあ、これから13年後というと、夫は86歳、私は、80歳。

ヨボヨボ でも、
庭仕事が出来て、
笑って暮らせたら、

と、願いながら

鎮守様にお参りしてきました。


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