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日々の移ろい

葬儀を前に 兄弟間で

彼らにとって 母の葬儀なのに、

「何時までに着けば良い?」
「そんな早く出かけられない、

朝の準備にも時間がかかり、朝ごはん食べていたら 8時以後しか出られないし、

途中 トイレへは3回は行かねばならない」と、

「火葬場へはついていけない、運転する娘は 翌日仕事があるし、帰りもトイレへ3回は寄るから、帰宅が3時に出ても9時近くなる」と、


まくし立てるように話す義兄。



不自由な身体になられたのは分かりますが、

たった1日 母を送る日なのに、、

「そんなに大変なら無理して来なくてもいい!」と、夫。


当日 姑が残した遺言(多額の遺産があるわけではありません)
を開封するには、

詰まったスケジュールの中で、
お骨を拾う前か?
葬儀前?
と、考える夫でしたが。

その前に、

幼子のような兄弟ケンカに発展しています。

ヤレヤレ。

その後、3男の義弟が 仲裁に入り、
「兄はプライドが高いから、紙パンツも使っていないし、奥さんも困っている、
それでも、お袋の葬式だけは出る!と張り切っているらしいよ」と。

当日が思いやられます。



優しい笑顔の 遺影が出来上がってきました。
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