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日々の移ろい

入所当日

25年ほど一人で暮らしていた姑を
名古屋市から呼び寄せ
同居して25年、

同居当時は姑73歳 若かった。

この家を建てる時、
いつかは 一緒に住みたいなら仏間を作るけれど、、と 夫が尋ね、

家が完成し、
名古屋の実家の借地権問題、

地主から買い取り、

2年は住み(転売目的とされるので)
姑は実家から引っ越し、

3年目に 実家の土地を売却、となった。

そして20年余り、
色々な時を重ね、

とうとう 姑はほぼ 寝たきりに、

そして、今日 特別養護老人ホームへ入所する朝を迎えました。

朝食後、
夫が 「今日介護施設へ行く、この部屋ともお別れだ」

と、告げた。

神妙に聞いていた姑。

「そこには認知症の人もいるわな」と、まだ認知症の方を軽視する姑(姑と殆ど 変わらないと、思いますけれど、、)

夫の話している途中
「う○こがでそう、、」と、話を聞いているのか?気もそぞろの姑。

夫が、
「あと2時間で出るからな」と、伝えた後、

姑は 色々思い巡らせているかな?
と、覗いたら、

スヤスヤ〜

あら、それ程深刻に受け止めていない。

こちらは、どんな展開になるのか?心配したのに、、

もう 任せるがまま なのでしょう。

夫も、拍子抜け。


かくして 特別養護老人ホームへ到着。

姑を職員さんに預け、
まずはお部屋へ荷物を持って、上がる。

2階の部屋の窓から 池や森の自然豊かな光景が。

着替えや、本を並べ、

バイタルチェック後の車椅子に乗る姑に会い、

「これで暫くのお別れです」

と、職員さんに促され
手を振る姑。

何だか いつもの表情と違って、イキイキしている?

別室で 契約書にサイン、
費用の引き落とし口座を記入したりと、事務作業。

面会は月から金曜迄の2時から4時迄、2人迄で 15分間。
面会の予約電話は要らない。

お菓子や飲み物の差し入れは不可。

等 説明も受け、

終了!

あっけにとられただけの 入所となりました。

「ただ、この1週間は 環境が変わって色々と体調を崩す方が居られますから注意を要します」
と、話されました。


これで 良かった良かった と、夫。

泣かれたら、困るけれど、

昨年7月から4ヶ月 短期の老健入所が功を奏したのか?

慣れた表情で 優しく声をかけられる職員さんに

車椅子を押されて 姑の姿は消えていきました。
午後は、姑の部屋を片付け始めました。

明日は、介護ベットや手すりなどの介護用品をレンタルしていた業者さんが、
回収に来られます。




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