介護は約15年前の父(没90)から始まりました。
当時も 姑とは同居していて、
3人(父 姑 母)の介護が私達夫婦に課せられた使命と 考え
夫とは同志、 同じ思いで介護を捉えていました。
今年の我が家の介護は、
姑(99)と母(95)は 施設に委ねて、
「看取り介護」や、「救急搬送」が 懸案事項でした。
アラ100となると、
如何に穏やかにその時を迎えさせてあげられるか?
に、意識は変わってきています。
昨日の読売ドクターの記事
2年前の私なら、
大きく頷き、共感しました。
われわれ夫婦の時間を奪う 親の介護。
どれだけ 「抱え込まずに 公のお力をお借りして」と言われても、
親が 行きたくない 入りたくない と、言えば 施設利用も無理強い出来ず、
ひたすら耐えていました。
経済的な面もそうですが、
それより 心理的にいっぱいいっぱいでした。
姑が98歳で 要介護3になり、足腰が衰えはじめ、下の世話も始まった時点で
ようやく姑も 周りの意見に耳を傾け 施設入所を承諾したのは、昨年の7月。
当時の特養の所長さんから、「ここまでよく頑張られました」と、お褒めの言葉を頂きました。
一方同じ頃 母は老健から入退院を繰り返していました。
今年の7月 たん吸引等医療行為が行える特養を探し、
入所にこぎつけ、
私達夫婦は 肩の荷が下ろせました。
もう、私達の時間を奪わないで! とはいいませんが、
今も 救急搬送の電話があるかも?と、遠方への移動は 余程2人の状態が良くなるまで
または、2人から卒業するまでの、
ご褒美に とってあります。
クルーズや海外旅行の新聞広告
を見ると 夫婦の会話は、
いつ行けるんだ?
と、なりますが、、。
夫73歳、私67歳。
特に夫の健康寿命を考えると そう時間は残されていないと、本人も焦っています。
悔いなき人生を送る とは、難しい と、実感しています。
見出し画像は、2019年10月