晴耕シ 雨読書ク

農業と文章、大事にしたいです。この2つで友達できるのがうれしい。

男はつらいよ。

2022-11-17 01:27:49 | 日記

さっき寅さんのことが出てきたから、ついでに書くと。

なんで寅さんは面白いの、面白いのに涙出てくるのはなぜ。

物語は、ワンパターンなのになんで何度も見たくなるの。

でも時々いいのとそうでないものも出てくる。

最高は浅丘ルリ子のマドンナ。

この理由はわかる。浅丘ルリ子は寅さんに決して負けていない。勝負している。

その掛け合いがいい。


11月17日 忍辱

2022-11-17 01:09:46 | 日記

梅原猛の授業 仏教

を読んでいる。

この本の中で、ひょっとしたら一番大事なことを見つけたかも。

精進、禅定、正語、忍辱。

優しい言葉でいえば「こつこつ努力する」「集中力を養え」「正直であれ」「辱めに耐えろ」

この四つがあれば生きて行けます。これが仏教の教える4つの大切な道徳です。

もちろんこの前後にこの解説があり、これだけではわかりにくいと思いますが。いい言葉です。特に一番意外だったのは最後の忍辱。こんな経験は自分だけと思っていたのですが、皆さんに説いているところを見ると誰にでもあることなんだと、意外な気がします。そしてそれを実行すれば生きていける。

いいですねえ。

辱めに耐えることなんて、二度としたくないと思うのが普通だけど、耐えるのが道徳とは。

恥ずかしいと、思う必要ないんだ。堂々としていよう。

この本ではほかに夏目漱石の坊ちゃんはいい本だとか。

宮沢賢治は明治以降の文学者の中で一番偉い。明治以後の文学者の中で本当に仏教が身についた文学者は。宮沢賢治ただ一人だからだ。

フーテンの寅さん、あちこち旅をして、おっちょこちょいだけどいいことをして歩く。寅さんも遊行僧の伝統ですが、その遊行僧の最初の人が行基菩薩だ。 等々。

梅原猛さんは仕事で森の神のことを調べていて、出てきた人。全部はわからないが、とてもすごいことを書いているなと思った人だった。

今回はたまたま市立図書館で宮沢賢治のコーナーを見ていたら見つけた。いい本みたいです。この際、仏教をもう少し勉強してみよう。

お勧めの本です。