晴耕シ 雨読書ク

農業と文章、大事にしたいです。この2つで友達できるのがうれしい。

トマトの話、そしてぶろっこと大豆も 10/08③

2024-10-10 20:28:00 | 日記

ずいぶん前にホントはトマトを作りたかったけれど、施設の投資が高すぎてあなたの年齢では取り戻しができませんと言われた事を書いた。

それで勧められたのが、苗だけハウスで作るブロッコリーだった。


これだと、小さい10m以下のハウス、しかも手作りのパイプハウスで済む。しかも骨組は隣から分けてもらったものだったので、ほんとに安く済んだ。ビニル以外は以前わが家がいちごを作っていた時のお古で十分間に合ったから。


さて、とまとだ。

何でトマトだったかと言われれば、おいしいから、好きだった、今でも大好きだからだ。

先日スーパーで買った大分竹田市産の真っ赤でない少し、黄色掛かった、青もあったトマトは、うまかったあああ。久しぶりに爽快なうまさのトマトだった。


むかし、私が小学生の頃、父がトマトを作っていた。今みたいにハウスではなく、路地のトマトだった。でも苗はビニルトンネルだったから、やっぱり種から撒いていたのだろうか。そこだけはいまいち記憶が薄い。苗を育てていたのは確かだが。

でもそのトマトがうまかった。

どちらかというと、小さいながらも収穫とその後の出荷のための、玉磨きを手伝わされたのが嫌だったけれど、その合間に丸かじりで食べてたトマトはホントにうまかった。収穫の合間にも、もいだのを作業着で拭うだけで、食っていた。うまかった。


その癖がいまだに残っていて、ぶろっこの収穫の時にもくっている。収穫したぶろっこの長さをそろえるために茎を、ちょっとだけ切るのだが、その切ったものを食っている。時々。

ところがこの茎の部分は知る人ぞ知るうまさだ。あまい。

特に私が食っているのは、ほんとの新鮮、生きたままのものだ。

うまいよー。





ある農家の先輩が言った。

野菜はモノを言わんから、難しい。水が欲しいとか、虫や菌に襲われてる、とか言ってくれたらいいのにとという人がいるけれど、ものをいったら、収穫なんかできんでしょう。「切らんでくれ、殺さんでくれ」と。


ほんとにそうだ。それだけありがたくいただかんといかんね。

ホントの命をいただくからうまいんでしょう、ありがたくいただきます。

だから大事に育てます。だいじに。


わが家の大豆畑、7,5反あるよ



小さくて薄赤く見えるのは、大豆の花


大豆が、枝豆として食えるような大きさになってきた。別に特別の枝豆の品種でなくても、普通の大豆の青いときでも十分うまい。だから枝豆の正式名称は「未成熟大豆」だ。これも畑で生のままちぎって食っている。もちろん洗ってなんかないけど、甘いよ。うまいよ。百姓の一番いいとこはたぶんこれだな。





73歳 10/08の②

2024-10-09 19:06:11 | 日記

これはYさんの年齢。なんとなくかっこいい数字だ。イラストがいいからかもしれんが。

数字ですぐ思い出すのが、テニスの点数の数え方。

0153040

なんでこういう数え方なの。誰でも思うよね。

昔の漫画で、この数え方を揶揄して、普通の1-2みたいに審判に言わせるのがあったが、それもやっぱりあんまりよくない気がした。

ほんとの意味は、時計の15分毎を指すところからきているみたいだ。

0153045が正解。

でも45だけは言いにくいから、フォーティ(40)になったらしい。

 

さて、73歳だ。まだまだ、今のまま、元気でいてよ。

元気でいないと駄目なように、私が元気を喚起するし、心配もかけるから。頼りにしてますよ。

 


花も人を 10/08

2024-10-08 18:24:11 | 日記

みだしのイラスト、きれいだなあ。

でも、言葉も生きてるね。これほんとだ。

いつも朝に夕にぶろっこを見に行く。ハウスの苗も本田の大きくなりつつあるのも。

 

 

ある時は虫に食われて、かわいそうだったり、陽に照らされてぐったりだったり、でも朝や、水をやった後にはシャキッとなったり、ぴんぴんな姿を見せたり、。ほんとに生きてるよ。そしてしゃべりかけてくる。でも私にはまだわからない。語りかけている気はしている。

 

 


迷惑ばかりで…10/06

2024-10-06 21:53:17 | 日記

このイラスト今回提供もらった中で、一番好きかなあ。

もちろんYさんに対してもこの言葉が一番当たってる。

でも、飲み仲間というのはこれじゃないのかな。一番飲みたいのは誰かと言われたら、いつも迷惑かけてる人、正直言うと甘えたい人じゃないのかな。

 

Yさんは今病気とケガで、一緒に飲みに行けないので私が家に遊びにたまに遊びに行く程度だが、飲みに行くのと実は中身はあまり変わらない。無駄話(ほんとはそうでないけど)をしに行くのだけだれど、それが一番。

 

昔仕事で付き合っていた時はもっと贅沢な飲み方だったかな。

でも今のほうが、きっと中身が深い。

二人とも歳をとったってことかな。

酸いも甘いも含めて。

若いときはこんなことは想像もしなかった。でもいいなあ。今も。

明日二人でちょっとしたドライブを計画している。

景色のいいところ、なじみのあるところ、でも明日は雨。私が雨の日しか行けないから。

でも楽しみ。


一番の薬 10/04

2024-10-04 20:04:35 | 日記

今年の暑さでブロッコリーが参っているという話を再三しているけれど、これに反して雑草は強い。やっつけてもやっつけても、手を変え品を変え、とことん生えてくる。

上がぶろっこ、下が雑草。暑い昼間、ぶろっこはしなっているが、雑草は元気いっぱい。




雨明けの今日、ほかにはできることないから雑草に向かってた。

これまでも、何度か除草剤を撒いたことはあるが、今日の「くすり」は最強のやつだ。


潅水チューブの近くはすぐ雑草が生えてくる。



まず、育成している野菜への薬害は全くない。どんな雑草よりも強い。何度使用してもよい。使用回数に制限はない。もちろん人体への悪影響も全くない。ゼロ。希釈濃度はない。

そんな薬の名前は「テデトール」

今回の大豆の害虫ヨトウムシを殺虫するグレーシアや、フェニックス、トレボンなどより強力だ。完全に文字通り根こそぎやっつける味方だ。

農家の間では知る人ぞ知る、一番の味方。数年前からJAの営農指導員から農家に広まってきた名称だ。しかし使用されてきたのは大昔からの伝統技術。

名前だけが最近流行ってきたものだ。

難点は使用する人が疲れること。労力がいること。シンボーがいること。ーでもそれだけ、副作用はない。

そうです。テデトールは「手でとる」の別名だ。

これは最強かつ、一発必中だ。農業は今、私の職業と言えるようになってきたかも、のところだが、その前に「テデトール」は私の趣味にしたいと思ってる。
時にはこんなものも生えてくる。たぶんスイカの種が飛んできて生えてきたもの。しばらくこのままにしておこう。