晴耕シ 雨読書ク

農業と文章、大事にしたいです。この2つで友達できるのがうれしい。

小説のウソと、現実の噓 250129

2025-01-29 20:20:47 | 日記

昨日はテレビだったので今日は、小説にしよう。

そして明日は、たぶん百姓の話がいいかな。

ということで小説だけど、題名は「母の待つ里」。 書き手は浅田次郎さんだ。

表紙絵からして、たぶん長年家に帰らなかったサラリーマンが定年を機に、か、定年前ぐらいになって里心がついて母に甘えに帰るのだろうという、ノスタルジックな物語を想像した。

ところが、だ。 敵(今回は浅田さん)はそんな単純ではなかった。 さすが小説家、直木賞の大家だ。

当たり前の話だが、小説は嘘だ。 嘘の物語だ。 それをわかってて読者は楽しむんだ。

でも、小説ではなくてウソの里に帰る話だ。 ウソの母に甘える話だ。

なんでそんなことをするんだ。 「事実は小説よりも希なり」の真反対。 つまり小説がもともと求めることを地で行こうとしているのかな。

実は私もまだ全部を読んでいないから、最後がどうなるのかは楽しみ。

浅田さんはもちろん知る人ぞ知る、あの有名な作家。 … この表現はなんかおかしいけど、気持ちで読んでね。 ーぽっぽや(鉄道員)で超有名になった。

そのぽっぽやが映画化されるときには、主役の高倉健さんと初めて会い、例の「高倉健です」のあいさつを直に受けた。 とても興奮したと、書かれていた。 助演の女優と会ったことはなかったみたいだ。

ちなみに私はこの短編集では、「角筈にて」のほうに惹かれた。 どちらも幽霊が出てくる話だけど、こんな幽霊ならいつでも出てきて、と言いたくなる話だった。 ほかの話もそうだった。 少し大人向けの怖いのもあったけど。

さて、要は騙されることをわかっていて、楽しむのが小説であり、騙されることを承知で舞台に立つ現実もあるのが今回の物語だけれど、私たちの現実もこれに近いものがあるような気がする。 どうせなら楽しくだまされる人生もいいのではないか。 たぶん近い話は誰にでもあるし、どの場面でも出てくる気がする。 真実は人によって違うのだから。

自分が信じるのが真実だな。 たぶん。

わかったようでわからない話だけど、さて小説の終わりはどうなるのかな?

次、は百姓の話にしたい。 これが、今一番、難しいんだ。


NHK+ 鈴木アナに華大さん

2025-01-28 21:44:55 | 日記

さっき2、3日前の朝イチをNHK+で見た。

同番組は8時からの朝ドラの後にあるのがいい。

朝ドラも面白いけど、鈴木アナと華大さんの朝ドラ受けの会話としぐさがとてもいい。それだけを見たくて朝イチファンの人も多いのではと思う。

鈴木さんはなんといっても美人というか可愛いし、性格も素直だし、少しめんどくさがりをオープンにしてるのも愛嬌だ。でも何と言っても、朝ドラを見て、感情をそのまま出してるみたいなところがいい。時に、けたけた笑うし、おろおろと泣くのがファンを引き付ける。それを大吉さんがうまくフォローし、番組を立て直すし、華丸さんがさらに笑いを誘う。このチームはなんてすばらしいのと、いつも思う。

ところが今回の朝イチは一味違った。ゲストは三谷幸喜さん。いつも冷静な大吉さんが、つらかったある日、三谷さんの演劇に感動以上のものを感じて発奮した話を、興奮して話していた。「あれを見なかったら今の私は、ありません。とっくに辞めてました」みたいなことまで言っていた。

 

いやぁ~、びっくりした。いつも冷静沈着な大吉さんの意外な姿に私も嬉しかった。やっぱり大吉さんにもそんなことがあったんだと。

 

聞いた話では大吉さんが華丸さんの才能に気づき、コンビを作ったと。だから面白いのは華丸さんだが、リーダーは昔から大吉さんだったと。ところが最初は華丸さんの才能に大吉さんはお世話になりっぱなしだったと。そういう話だったと思う。

 

ところがその演劇を見てから、大吉さんも脚本というか話を作り出して、今の形になったみたいなことを言っていた。

 

道理で二人は仲がいいんだ。お互いを尊敬しているんだな。そして、鈴木さん。素晴らしいチームになっているなあ。

やっぱり仲がいいのはいいですねえ。しかも皆さんが才能を発揮している。

話は私の感想だけでわかりにくいかもですが、私もがんばろーっと思った次第。何を頑張るかはわからないけど。

 

蛇足だけど、三谷さんの幸喜という名前は私の父の末の妹、8歳しか違わないおばさんの夫の名前と一緒だし、大吉さんは私の祖父と同じ名前。

芸名かもしれないけれど、なにかの縁を感じるし、感じたい私であります。


寅さんみたいかも  250114

2025-01-16 03:11:22 | 日記

何気なくテレビを見ていた。

徹子の部屋の特集みたいなのがあっていて、その第2位に渥美清が出てきた。お兄ちゃんと言う、いわれるぐらいに仲が良かったみたいだ。

というのを見ていて、終わったのでチャンネルを回すと。

ケーブルテレビでローマの休日があっていた。何度も見ているが、何気なくまた見ることに。そして、また、はまった。


なんでだ。こういうのって女性が好きなんじゃないの。60超えた、しかも後半のおっさん、というより、じいさんが見るのじゃないよね。

ましてや、感動するとかないよね。


ところがあるんだな。


ばかな私には。


ひょっとしたら、私の精神構造は中学時代から全く成長していないのではないか。と思うことがよくある。

周りの皆さんは立派な大人になっているのに、自分はまだまだ、子供のままじゃないか。そう感じるし、そう見えているのではないだろうか。社会的責任をちゃんと果たしていないんじゃないか。



でも、いまさらそんなことを言っても、反省しても変わらないのは変わらない。


こうなったらもう、好きなように考えて、好きなように行動しよう。


周りの方へできるだけ迷惑かけないように、少しは、気をつけながら。


250112 毎年の同窓会2

2025-01-12 01:36:21 | 日記

今回の同窓会で、気づいたことがある。

私は自分からよくしゃべり、何でも言いたいの、出しゃばりだと思う。


でも今回はみんなが元気で、いかにも楽しくしていたので、なんとなく聞き役のほうに回った。

そしたら、こっちも面白い。いやこっちのほうが面白い。

何よりもみんなの元気が余計に伝わるし、聞く方に徹していると話すほうも余計に乗ってきて、話に力が入ってきた。前、隣、斜めの友達が次々に話し掛けてくれる。


これいいねえ。

少々遅すぎる感がするけど、これからはしゃべりの倍は聞くことにしよう。


こっちの方が、面白い。


反省も含めて。


250111 毎年の同窓会

2025-01-12 01:01:43 | 日記

今日は同窓会だった。普通なら久しぶりの、という枕詞が似合うような気がするが、私たちの小学校の同窓会は毎年ある。

その同窓生が卒業したのは、たぶん昭和44年。男子19名、女子18名合計37名だった。当時としてはとても小さい小学校。しかも1年生から6年生まで、ずーっと1クラス。1~2年に1回くらい、たまーに転校生が来たり、出て行ったりする田舎の学校だった。

その同級生の2人だったか3人が、確か20歳を超えた正月前の寒い日に、わが家に久しぶりに遊びに来た。小学校の同窓会をしようという。しかも新年が明けた1月2日に。正月だったら、都会に出た人も帰ってきてるから、と。

それからおもむろに電話連絡で招集をかけ、集まった。たぶん37名に対し、半分とまではいかなくても12~3名はきたと思う。そして、これを毎年やることに。しかも最初の議題は次の幹事は誰、を決めることから始まる。2年前までのコロナの時期の4回を除き、も一つあった、5年に一度の中学の同窓会がある年を除き、ほんとに毎年実施している。今67歳だから何回したのだろう。

よく飽きないなあ、と思うなかれ。皆けっこう楽しみにしている、特にコロナで休んだ後のここ2年は、皆年を取って余計に楽しみになったみたい。

今回は最初の議題ではなかったが、気の利く輩がいて、これまでの順番からいくと、来年の幹事はお前だ、そしてその次は俺だと決めてしまった。そして今回出席できなかった女性から、自ら主催のプチ同窓会をちょっと都会の隣の県で来月行うとの連絡まで入った。

1年生から6年生までほとんどが同じメンバーで名前ももちろん変わらないから、4、5年生ぐらいになると、みんなあだ名で呼んでいた。そのあだ名はじいちゃん、ばあちゃんの名前を借りたもの。親はもちろん祖父、祖母まで知っていたからできたのだろう。

みんな健康で、病気自慢でない話題が盛りだくさん。何を話したか聞いたか、もう忘れたが、楽しかったなあ~。