とは、まさに、このことを言うのでは。
こんちくしょう、殺してやる。ほんとにそう思った。
みだしの写真、ブロッコリーの葉っぱが食い荒らされている。
原因は「かっちょ」の攻撃。
この地域では、かっちょと言うが、調べたら、「しろはら」が正式名称らしい。
少し、ブロッコリーが軌道に乗ってきたかな、収量が出てきたかなと思った矢先、写真の状況だ。食いたい放題。群れで、集団でまさに、畑を襲ってくる。
この野郎、と叫びながら、追い払うとさぁ~と、逃げていくが、しばらくするとまたやってくる。襲ってくる。
今度はだぁー、だぁーと追いかけると、逃げるが、そのうちの数羽は近くまで追わないと逃げない、ふてぶてしくなってくる。
これまでは、作物の周りに金銀の防鳥テープを張っていた。これで十分だった。少なくともカラスやカモに対しては。
ところがこのかっちょ野郎は、怖がらない。 JAのH君に何かいい対策はないやろか?と尋ねたら、どの対策も鳥がなれると、ダメになるんですよ。釣り糸を張るのがいいかも、です。
見えない透明の糸が足にかかると、怖がるという話を私も聞いたことがあった。でも、透明だと人間(私)も危ないので、透明に近い銀色のバインダー紐を使って張ってみた。すると効果てきめん。来ない。1時間たっても来ない。
やったね、と JAのH君にも報告。よかったですね、慣れないといいですが。とH君。
心配は的中。翌日、また、群がっておりました。また、こらー、と、何度も追いかける始末。いったん追い払ってホームセンターで、本物の釣り糸を調達。急いで畑を斜めに何度も横切るように張ってみた。
すると、今度は張っていないところを中心に自由に襲ってくる。
で、また糸を増やす。でもまた、張っていないところに。まさにイタチごっこ。…イタチではないけれど。
夕方近くあきらめた。雨も降っていたし、今日はもう無理。明日、もう少し工夫してみよう。何か方法があるかもしれない。
自分では生き物にやさしいと思っていた私だが、種から育てた作物の無残な姿に、頭に来た一日でした。
写真を下から上に一本の線。これが釣り糸です。