晴耕シ 雨読書ク

農業と文章、大事にしたいです。この2つで友達できるのがうれしい。

5/29 ツツジとサツキ

2023-05-29 04:23:57 | 日記

友達から違いを教わった。

ツツジは4月から5月に咲き、サツキは5月から6月に咲く。今は、サツキの時期だ。

ツツジは一斉に咲くけど、サツキはバラバラに咲く。ツツジの花のほうが少し大きい。おしべはツツジが5本以上、サツキは5本だそうだ。

そういえば、サツキという呼び名もあったなというぐらいで、サザンカ以外はすべてツツジだと思っていた。

この話を聞いて今年のサツキを見ていると、わが家の前のお宮さんのも、わが家の庭のものも、今年は特にきれいだ。輝いている。










ついでに、ヤマボウシの花(?)もきれいに咲いている。


となりの枇杷は、

2023-05-29 03:50:44 | 日記

とってもうまい。

我が家と隣の境界近くに植えられていて、ちょうど今、大きな実がたくさん、我が家のほうにしだれ熟れ、風になびいている。どうぞ食べてくださいと言わんばかりに。

そういえば、3月に亡くなった隣のおじさんが、まだ元気だった昨年の今頃、早朝からブロッコリーの作業をしている私の様子を、窓から見てくれていた。そして、「お前は、よう朝早くから働くな~」と褒めてくれた。「暑くて、喉乾いたら、そのびわはいくらでも食べていいぞ」とも、言ってくれた。

結局、今その通りになっているけど、本当にうまい。特に今年のはうまいみたい。

私が勤めに出て、農作業ができなかったとき、もうすぐ始まる大豆の種まきなどをしてくれたおじさん。お世話になりました。そっちの暮らしはどうですか?

うちの父、息子と会ってくれましたか。一緒に楽しくやってください。







正義の味方 Yさん物語No.8

2023-05-26 23:39:03 | 日記

小学校6年の時、沖縄から筑豊の僕の小学校へ転校生がやってきた。 

中曽根さんという女の子。名前はさっちゃん。沖縄だけに色は少し黒かったけど、目がパッチリのかわいい子。 

僕はいっぺんにファンになった。 

ところが転校生に対しては意地悪をする男子がどこの小学校にもいる。わが小学校も例外ではなかった。 

「やーい、くろんぼ。や~い」ほんとはかわいいからいじめるのだけど、男はどうしてこうなんだろうねえ。と、当時の小学生の僕はそんなことは思いつかない。 

転校してきた、かわいい女の子への嫌がらせとしか思わない。 

なんでそんなことするんだよ、と思いながら、優柔不断で、気が小さい僕は「そんなことやめろ」と言いたくても言えない。 

 

ただこれが何度も続くと、さすがに僕も我慢できなくなった。そして、爆発する。 

ある日、帰りの掃除の時間に、またさっちゃんをはやし立て出したグループのボスAに対して、うおーっという声とともに、僕は自分の机の木の椅子を持ち上げ、放り投げたのだ。興奮すると、何をするのか自分でもわからなくなるのだった。 

本人に当たりはしなかったが、びっくりしたのはA 君。ただ、そのあと、すぐ僕がとびかかり、殴りかかったので、なすすべもなかったはずだ。いつも加害者だったA君が初めて被害者になったのはこの時だった。 

もちろん、周りにいた同級生たちは先生を呼びに行った。 

…… 

先生は静かに僕に聞いた。なんでこんなことしたの。この先生は僕にとてもやさしい先生だった。1,2年の担任であったし、また、6年生で担任になっていた。 

僕は答えた。「ごめんなさい。僕学校やめてもいいです。さっちゃんがいじめられるのが、我慢できませんでした。どうしても」 

「お母さんがよばられるのでしょ」 

「呼んでいいです。僕は学校やめていいです」 

先生は言った。「今回はお母さんにも言いません。A君にもしっかり言い聞かせます」 

 

その後、僕とA君は仲直りして、親友になった。 

あれ、さっちゃんとはどうなったんだっけ。 

 


今日は雨

2023-05-05 08:12:00 | 日記

雨がこんなに重要な役割を果たすとは知らなかった。

作物が育つのに雨は必須。雨がないと生育できない(枯れる)ぐらいは誰も知っている。

でもというか、だからというか、農家は農作業自体を雨中心で考える。

まず水稲は田植えの時期、その前の苗づくり、田への水入れ、これらはすべて雨が主役でその時期を定める。

これは知ってる人も多いと思う。

でも、大豆の種まきも雨が中心だ。雨が降りそうな日の前日に種を撒くのがベスト。

乾田を耕したあとに、トラクターに種まき機を付けて撒くのだが、撒いた後にすぐ雨が降ってくれると発芽OK。

ところが撒いた後に、ずーっと雨が降らないと発芽不良となるし、逆に豪雨が来て冠水でもすれば、発芽しない。

ましてや、この時期は梅雨時。撒く前の耕耘だってよい日を見つけるのが難しい。雨だったり、下がぬかるんでいれば、トラクターがまず田に入れない。

そしてブロッコリーも雨が続く日の前を選んで定植をする。定植後に水をやらなくていいように。



ブロッコリーは乾燥に強いので、いつも水をやる必要はないのだけれど、小さい苗が活着するまでの1週間から10日ぐらいは水やりが不可欠。その労力は大きい。たった1週間でいいのなら、楽勝じゃんと、実は私も思ってた。

ところが、ところが収穫時期を分散して品種と播種時期を分けると8月から10月ぐらいまでに7~8種類になる。つまり7日×8種類=56日。しかも1種類5aずつぐらい。暑い日が続く中では大変な水やり作業だ。5aだと1列(1.6m)に2本の苗を80m。これを4列ぐらい。これを毎日ホースを引っ張って水掛けるのはとても大変。

しかも第1品種と第2品種の水かけが重なることも少なくない。これだと更に倍の時間と労力になる。

これに懲りて、昨年は作付けの後半以降にやっと潅水チューブを張って、労力を軽減したのでした。

そこまでは不要だろうと思っていた私が浅はかでした。でもよその農家もそこまでは必要ないと、昨年の暑さには参って、水掛け方法を変更した農家が多かったみたい。


真ん中が潅水チューブ

ちなみに今回から試作しているスイートコーンの定植も事情は一緒です。


0504 嫌なことと 好きなこと

2023-05-04 04:18:51 | 日記

小学校の頃、いやなことがあると、こういうことしてたよね。空き缶に、あたっていたんだな。

缶を蹴飛ばして、跳んだ方に自分も行って、また蹴飛ばして。また、その繰り返し。途中で勢い余って空き缶が田んぼに入ってしまって。そこからは手で拾い上げて道路に戻したか。どうしても足で蹴り戻したくて、何度も挑戦したか、だったよね。

でもよく考えたら、空き缶を蹴飛ばす余裕と、危険がなかったんだねその頃は。もちろん砂利道だったな。舗装はされていなかった。

 

いっちょ前に成人して、仕事を始めたら、飲めるようになった。やっと自由だ~、と背伸びしたくなった。最初は先輩に連れて行ってもらって、少しだけなじみの店になって、今度は一人で行って。ママさんと二人で話して。偉そうに一人前の男になったような気分を味わっていたような気がする。たぶん、ママさんには笑われていたな。

 

その時のママさん、今はどうしてるかな?