晴耕シ 雨読書ク

農業と文章、大事にしたいです。この2つで友達できるのがうれしい。

百姓の手と足

2024-08-16 21:05:30 | 日記

亡くなった父の手が大きいことをほめてもらったことがある。

体はとても小さいのに確かに手だけはデカかった。節くれだって、指の1本、1本が太かった。

褒めてくれた上司は、あれだけで人生を感じたことみたいなことを言ってくれた。

私が定年後農業を始めた時も、あなたの手もお父さんみたいになるのでしょうと、年賀状に書いてくださったが、そんなことはない。たった3年ぐらいでは、なれるはずがない。

ところがこんな私にも、いかにも百姓らしいところがある。

足 だ。

大きくはない。むしろ体に比例してとっても小さい。

ところがだ、幅がむやみに広い。

普通の足は、指のある足先から、かかとまでほぼ並行して同じ大きさだと、ある年齢になってから知った。もちろん友達の足を見てだ。

ところが、私の足はつま先が太くて、かかとに至って小さくなっている。

これは、たぶん、田んぼで足を踏ん張ることが多いので、横に倒れないようにとの頑張りから来たものではないか。

父やご先祖様からの遺伝であるかもしれないし、自慢ではないが、小さいころから父に手伝わされたことへのご褒美かもしれない。

ところが、これがスポーツでは合わない。

合うシューズがなかなかないのだ。どうしてもひとサイズ、ふたサイズ大きめのシューズでないと横幅が入らない。その分重くなる。以前は長距離を走っていたので、そのことが妙に気になっていた。どうせ素人の走りなのであんまり記録は関係ないけれど、シューズを合わせるのには苦労した。

自慢できることでもないし、かっこいいことでもない。

でも、とにかく百姓をしていることへのご先祖様からの贈り物か、はたまた、私自身の努力へのご褒美なのかーこれも少しは含まれているのだと解釈しよう。

ありがとうございます。



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2 コメント

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Unknown (hide39935)
2024-08-17 13:22:11
いいですね、お互いに。
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白魚の指が (りりん)
2024-08-17 11:25:01
幅広足、まさしく地に足がついてますね。
私も、白魚のような手だったのですが(^^♪
10年前から畑をするようになり、指も太くたくましくなりました。
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