最近、ぽつぽつと読んでいた
宮沢賢治の短編集。
その中の一話、
『グスコーブドリの伝記』が
アニメ映画化されたので、
観にいきました。
天災や悪天候に
苛まれながら、
東北地方の農業振興に
生涯を捧げた
自身の姿なのでしょう。
映画の美しい背景が、
私の中の賢治の世界を
さらに広げてくれました。
かつては全く理解できなかった
賢治の直感的な文章が、
最近なんだか
心に響いてきます。
植物や
そこに生きる小動物を
見ていると、
賢治の表現と
つながるものを感じます。
『グスコーブドリの伝記』原作の後半には、
書き急いだような
ところもあります。
もっと書いて
ほしかったな・・
バランスよく
生き続けることが、
今とはまた別の意味でも
難しい時代・・
だったのでしょう。
7/16 宝塚ガーデンフィールズにて