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『常識と直感 ~日常における理解の省略~』
(1)真の理解と時間制限の妥協点
1)物事を真に(正しく)理解するには、隅から隅まで悉く知る必要がある。悉く知るには、多くの時間がかかる。
2)しかし、日常生活では、多くのことを次々と判断する。
3)1つ1つの判断に、時間をかけることができない。
4)時間をかけずに、妥当な判断を行う必要がある。
5)その妥協点が、常識と直感。
(2)理解の省略としての常識
1)常識とは、多くの人が共有している理解の省略。
2)理解の省略とは、中空構造。
(3)直感と論理的思考の妥協点
1)環境内のすべての情報を処理することはできない。
2)そこで選択的注意により、処理すべき情報を選んでいる。
3)しかし、偏りのない直感は本質を捉え、論理的思考を上回ることができる。
4)偏りのない直感と論理的思考の妥協点が、日常的な直感。
(4)理解の省略と適応
1)理解の省略を共有することにより、日常生活や仕事を、要領よく・効率よく・円滑に進めることができる。
2)この省略された理解(常識や直感)について、改めて検証することが、批判的思考(クリティカルシンキング)。
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