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東京電力というブランド

2011-04-03 09:51:24 | Weblog

落書き・侵入…東電へ抗議過熱 自衛に寮表札の社名隠す(朝日新聞) - goo ニュース

この度の震災で地震被害だけだったら被害者はどのくらいだったのだろう?
津波被害で事態が収拾していたら、今頃は復興に向けた足取りが目に見えてくるはずだった。
しかし、原発事故で事態の収拾が難しくなってしまったことは否めません。
一言でいえば、地震や津波は天災、原発事故は人災。

マンガ『俺は鉄平!』で鉄平のオヤジさんが
「俺はな、地震とか崖くずれとか天災で死ぬの構わねぇ
だけど、ブったるだ連中のせいで死ぬのはまっぴらだ!」
というセリフがあります。(注.かなりうろ覚えですがこんな主旨でした)

天災であれ人災であれ、身内の突然の死は受け入れがたい試練です。
しかし、それが人災であったとするなら憤懣やる瀬ない気持ちになる人が多いでしょう。
まだ、原発事故による直接的な死者はありませんが、
復興を完全にストップさせてしまい、付近の被災者の救護活動を妨害し、
今後この事故が21世紀最大の公害へと発展する可能性を含んでいるわけです。
それが『ブったるんっだ連中』によるものである可能性が日に日に濃厚となりつつあるわけです。

公害病の元凶となった企業は、常に過去の事故の悪評を背負って活動しなければなりません。
水俣病(チッソ)、カネミ油症事件、森永ヒ素ミルク中毒事件
その一端を背負った企業は、存続する限り大きな十字架を背負い続ける事になります。

しかし、東電は寮や社員寮、体育館、保養地などの施設を被災者に開放するなどの対応も遅れています。
東京電力、被災者受け入れわずか24世帯(4/1付けサンスポより)

今一度、東京電力の社員の皆さんには
「今回の事故は一部上層部のヘマによるものだ」
とか
「原子力政策は東電はなく政府が主導し、それに従わざるを得なかった」
などと、(心の中で)言い訳しないで、一人一人が当事者意識を持って対応して頂きたい。
その積み重ねが、今回の失態を挽回できる唯一無二の方法ではないでしょうか?



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