働きアリの法則(2‐6‐2の法則)
新採用者研修で教わったこと
私が裁判所に入所した約50年前に、新採用研修(100名位)がありました。
そのときに、心理学の学者が講義したことが今でも忘れられません。
講義内容は
博多山笠などのお祭りで神輿を担ぐ人がいる。
神輿を担ぐのに必要な人数が、仮に20人だとすると、20人が神輿を担ぐと神輿が立派に動いていく。
神輿を担ぐ人の負担を減らすために、30人に増やしたとしたらどうなるのか?
一人一人の負担は20%減になり、30人で楽に神輿を継ぐことになるのか?
心理学者は
「30人のうち、神輿を一生懸命に担ぐ人は20人で、10人は怠けている。」と言いました。
次に、神輿を担ぐ人が不足だったので15人に減らした。
すると、「15人が頑張って神輿を担いだ。」と言いました。
旧国鉄がなぜなくなったか
私の父や叔父は旧国鉄に勤めていました。
国鉄では、国鉄職員は無料で汽車に乗れました。
家族は、7割の割引料金で汽車に乗れました。
年に1回位、慰安会という名目で歌手を読んで歌謡ショーを開催しました。
もちろん、費用は無料でした。
当時、路線距離で職員を換算したところ、100㎞の距離に、例えば国鉄職員が100人いたとする。
私鉄の職員を100㎞の距離に換算すると、80人で仕事をやり遂げていたそうです。
※ 職員の人数は確かではなく仮の数字です。
旧国鉄が民営化されたのもやむを得ない、時代の流れでした。
働きアリの法則(2:6:2の法則)
YouTube動画を検索していたところ、働きアリの法則というのがありました。
動画を観て、新採用研修での講義、旧国鉄の廃止のことが頭によぎりました。
参考になりました。
ただし、社会や企業でも怠けている人も必要であるとのことです。
勤勉な人がいなくなり、怠けている人が交代すると、怠けている人が勤勉になる可能性があるのです。
また、勤勉な人が多くなり過ぎると、勤勉な人が怠けるようになるようです。
神輿を担ぐ人が増えると怠ける人が増えるのと同じ理屈です。
是非、動画を観て参考にして下さい。
人間関係が楽になる262の法則
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