OGUMA    日々軌 小熊廣美の日々新

規格外の書家を自認している遊墨民は、書は「諸」であるという覚悟で日々生きている。

気楽に綴らせていただきます。

菊の香り

2012年12月22日 | 書道・筆文字
ご縁あって、掛軸が読めないから読んでほしいという依頼があった。
知人宛てに、アメリカから写真添付で送られてきたものの転送である。

薄暗い部屋に大きめの掛軸で、太めで気の強そうな行草作品である。
その前には、菊が四五輪活けてあって素敵なのである。
日本通のアメリカ人はそれを「和菊○堂」と読んだ。

○が知りたいわけだが、よくみると「和気満堂」であった。
和やかな気が部屋中に満ちている、というわけだが。

気は旧字の「氣」で書かれていて、菊にも見える。
いっそのこと「和菊満堂」でもいいじゃないかと思うほど、
その部屋の菊の香が部屋中に満ちている感じだった。



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2 コメント

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常磐津 (小熊)
2012-12-24 00:14:49
にちにちき、はしゃれとして、「菊の栄」の一節ですか?

今度、機会があれば、注意してみます。

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菊の栄 (美鼓)
2012-12-22 22:11:58
にちにちき

おどろきたつや

野菊の香

(盗作)
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