OGUMA    日々軌 小熊廣美の日々新

規格外の書家を自認している遊墨民は、書は「諸」であるという覚悟で日々生きている。

気楽に綴らせていただきます。

懐かしむ

2016年04月21日 | 日記
何枚かの小学生の写っている写真を観て、「わー、こんなになって」と中高生になった6,7年後の教え子の成長を喜んだ。

わたしに、こどもを教えるとはなんと素晴らしいことかを教えてくれた先生の、ギャラリー喫茶での個展に伺って、よもやま話に花が咲いた。

就活をしている、??と思ったら、終活をしている、のだという。

かなの名品は私が引き取る、といったが、まだまだお元気そうである。



そこからの帰路、

写真家の新井君から電話があって書道編集をしていた山さんが亡くなったことを知らせてくれた。
一線で活躍するデザイン会社、美術雑誌を経て、書の世界に身を置いた。

展覧会や打合せがあると銀座や神田の老舗によく連れて行ってくれた。
高校時代は野球部だっただからか、いつもキャップ帽をかぶっていた。
絵画の審査員もしていたほどだったので、絵画もデザインにもよく通じていながら、会えば、編集者に徹していた。

美術雑誌時代の後輩にあたる臼田さんに電話したら、臼田さんも、がっかりしていた。

療養中、みんな気を使い、連絡をしたくてもしないでいた連中なのだ。
また、こころに残る方が増えたが、人間は一度しか死ねない。
淋しいが、こころ定める。

とりあえず、今日の心のスナップは、丸木美術館に位里さんの水墨を特集するため取材し、美術館下の都幾川の河川敷に車をとめ、写真家の新井君と山さんと三人で、山さんがわざわざ買ってきてくれた特製お弁当を食べながらのたわいもない話しをしていた一枚。

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