OGUMA    日々軌 小熊廣美の日々新

規格外の書家を自認している遊墨民は、書は「諸」であるという覚悟で日々生きている。

気楽に綴らせていただきます。

誘惑

2019年02月06日 | 日記
骨董品屋さんが店じまいとかで、50%OFFにつられてはいってみたんですが、もッとまけてくれるんですよ、と生徒さん。

そういう言葉に弱い。


おおぎっしり物あり。

硯は端渓と書いてはあるけれど。

ん、黄色い石は田黄!?

安すぎ。
艶もなし。紅皮田黄とは書いてあるけれど。
本物はそうそうないとはわかっているが、宝石以上の価値となってしまった「田黄」という言葉に弱い。

骨董品屋のご主人も悪い人ではない。
陶器には詳しそうだが、硯や石は一応の知識のようだ。

わかっちゃいるが、にわか田黄を二顆買ってしまった。

30年前、ルリチャンで買うことをためらってしまった親指ほどもない田黄の郷愁が、面影になって誘惑するのである。





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