今回紹介する本は64です。
すでにドラマや映画にもなっているので今更感はぬぐえませんが
それはさておき
一週間しかなかった昭和64年。
その一週間の間に起った誘拐事件。
犯人は捕まらず未解決となり14年が過ぎ、時効まであと1年。
物語の舞台はそこから始まります。
主人公は警察官の三上義信。
普通の小説では捜査一課という設定が殆どですが、
この小説ではなんと広報官。
なかなか意外な設定です。(もともとは捜査一課ですが)
広報官なのでマスコミとの軋轢
さらには警察内部の闇、家庭の問題。
等々、色々な事に巻き込まれながら
事件は徐々に真相に近づきます。
作者が元新聞記者というだけあって、マスコミとのやり取りは
読んでいてリアリティを感じます。
是非読んで見て下さい。