播磨灘のメモ帳。

時空を超えて、播磨灘の周辺を徘徊する
姫路の市川のほとりに住む
豆石煌、豆石光と、市川のカッパのメモ帳です。火山豆・

   ◎姫路・飾磨の、思案橋。

2010年07月02日 | 姫路
写真の思案橋は、 国道250号線の飾磨の「思案橋」のスグ南にあります。
   この写真は、海の方を向いての撮影です。
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姫路市飾磨区思案橋。 (国道250号の旧道)。

最も有名な「思案橋」は、長崎の「思案橋」でありましょう。
        ◎ 哭いているような~、長崎の街~
           ・♪長崎から船に乗って(姫路を素通りして)神戸に着いた~♪
           ・ぺーロンは、相生市と家島(坊勢)です。

           ・ところが『思案橋』は、・・・
姫路(飾磨)にも、あるんです。船場川の河口部に。
では、姫路の「思案橋」は、 誰が何を、ここで思案したのでしょうか?

諸説、イロイロあるようです。
     1.菅原道真公が大宰府へーーーーーここから先、陸路か?海路か?を思案した、とか、
     2.性空上人(書写山円教寺の開祖)--京へ上るべきか?播磨に留まるべきか? 
     3.山部赤人 が、・・・
     4.----

ここ飾磨の「思案橋」は、フシギな場所です。
     ・書写山円教寺の真南です。
     ・ここから広峰山の「廣峯神社」を見ると・・・?? 不思議です。

ここ「思案橋」は、船場川(姫路城の西を南下する市川の分流)の河口部に架かる橋です。
     ・万葉集に詠われた「都太乃細江」(津田の細江)のところでしょう。
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・・で、この朱塗りの橋のたもと、西側には、小公園があります。
        ・菅原道真公の銅像
        ・万葉歌碑
         ○風吹けば 浪か 立たむと さもらひに
              都太の細江に 浦かくり居り
  山部赤人 (万葉6-945)
        ・近くの「津田天満神社の御旅所」です。

どのように、不思議なのかは、地図を見てください。
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     その地図は、「思案橋 地図z」を ご覧下さい。
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やはり、不思議だと思います。

ふしぎ、その1.
    接点がない!
    菅原道真と、広峰山と、に接点がありません。でも・・、
     ・廣峯神社の大鳥居がむかし瀬戸内海に浮かんでいた。とか、
     ・津田天満神社の近くに、むかし大鳥居があった、とかの伝承があります。

ふしぎ、その2.
    (広峰山)と(津田の細江)とは、お互い見えます。 とある方向に!⇒つぎの写真。

ふしぎ、その3.
    (広峰山)と(瀬戸内海)とをつなぐ伝説は、あります。⇒つづく・・

ふしぎ、その4.
    むかし(戦前?)には『思案橋』と言う名称は、なかった。 らしいのです。
    しかし、むかしから『津田の細江』は、あった。(らしいのです。)


      伝説は、創られる!!?・・・ 



                                 姫路・豆石煌 記。

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