播磨灘のメモ帳。

時空を超えて、播磨灘の周辺を徘徊する
姫路の市川のほとりに住む
豆石煌、豆石光と、市川のカッパのメモ帳です。火山豆・

⑦.仁徳天皇と黒日売。

2008年12月25日 | 吉備-大和
古事記(仁徳天皇の段)より。

『ここに、天皇、その黒日売に恋ひて、大后を欺きて、
 曰く「淡道島を見むとおもう。」といひて、いでましし時に、
 淡道島に坐まして、遥かに望みて、歌ひて曰く、

 ○ 押し照るや 難波の崎よ 出で立ちて 我が国見れば
  淡島 オノゴロ島 アヂマサの島も見ゆ
  さけつ島 見ゆ。

  すなわち、その島より伝いて、吉備の国に いでましき。・・・』
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     ◎ オノゴロ島=オノコロ島。 アヂマサの島=アジマサの島。



上記の歌は、淡路島の何処から、何を見て、お詠みになったのだろうか?


この年末年始の休みに、豆石は、
淡路島の北端の『松帆の浦』付近から、吉備方面に向いての写真を
撮影しに行く予定です。
この前3回、いづれも天候が悪く、撮影は失敗ばかり。

自称「雨男の豆石」は、今回も、泣きの涙でしょうか?
4回目の再挑戦です。
特に、姫路市・家島町の上島は、見えていても、写真にはナカナカ写らないようです。
                     2008、12、25.
 
                      姫路・豆石煌。
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◎追記。(2009,1,1)
 やっと見えた!!数々の島々。

新年 明けまして おめでとうございます。
ことしも、宜しく お願いいたします。

さて、暮れの、12月30日、
朝から天気もよく、視程もヨロシイようなので、まずは明石へ

「たこフェリー」にて淡路島・岩屋へ渡り、北へ歩・約2km、松帆の浦へ。
『松帆の浦』は淡路島最北端。
対岸の、東経135度子午線が通る、明石市立天文科学館の真南。

百人一首の藤原定家の、
   ○来ぬ人を 松帆の浦の 夕凪に
     焼くや 藻塩の身も焦がれつつ

  は、あまりにも、有名。

ここは、いろいろな歌にも詠まれた地であろうとも思われるが、
現在、廃棄物・ゴミの山。ヒドイ!!(ナントカならぬか?)

ここから西へ約500mのところに、明石海峡・播磨灘を見守る『江崎灯台』があり、
その上がり口には、(駐車場・トイレ・休憩所・小公園)がきれいに整備されている。

久しぶりに『江崎灯台』に上がった。
きょうは、視程が良く、西方向から時計回りに見晴らすと、(光の反射する午前中)
西南西に小豆島も薄っすらと見えた。
西北西に家島群島の男鹿島(たんがしま)が光る。
その右手に、おそらく太島(ふとんじま)、鞍掛島(くらかけじま)が薄っすら。
さらに右手・北西方向に、一番近い上島(かみしま)が神々しく見えた。

写真を撮ってみた。
800万画素のカメラでは、やはり、ハッキリとは写らない。

『淡島』などの島々は、ヤハリ、心の中の幻影ということか!!

                     2009、1、1.
                          豆石煌 記。

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