自動カメラ撮影 5万2000枚分析
生息地分断で「種」減少
世界各地n森の中で自動撮影装置(カメラトラップ)を使って撮影した5万2000枚の写真を分析した結果、
森林伐採や開発などで生息地が分断された場所ほど哺乳類の生息密度が低く、種類も少ない。
国際環境保護団体コンサベーション・インターナショナル(CI、本部・米国)やラオス、スリナムなどの
国際研究グループが絶滅危惧哺乳類に関するこんな調査結果を、20日までにまとめた。
国際研究グループ7ヵ国調査
森林伐採・開発影響
グループはウガンダ、タンザニア、インドネシア、ラオス、スリナム、ブラジル、コスタリカの7ヵ国の国立公園などに、
一定の密度で60台ずつ、計420台のカメラトラップを配置。2008年~10年の間に撮影された哺乳類の写真約5万2000枚を分析した。
体重が約25㌘のフクロウネズミの一種から、約4㌧のアフリカゾウまで計150種類。数が700頭前後まで減り絶滅が心配される
マウンテンゴリラや中南米のバクの一種など、目視調査では確認が困難な哺乳類の姿もあった。
調査地点について、どれだけの面積にわたって森林が続いているかなどを指標に、生息地の分断の度合いと
哺乳類の種類や生息密度との関係を調べると、森林の分断が進んでいない場合ほど種類が多く、食物連鎖の上位に位置する肉食獣が多く観察されることなどがわかった。
グループは「カメラトラップが哺乳類の分布調査に有効なことが分かった」と指摘。
今後、設置場所を15ヵ国17ヵ所に増やし、絶滅危惧哺乳類の調査を進めることにした。
愛媛新聞 2011年8月21日(日曜日)より
こういった調査はジャングルに入り、危険に身を置いての仕事です。
ほんとに頑張っていらっしゃる方に感謝します。
調査の国々は大きな自然という財産を持ちながら、その利用がなされてなく搾取にさらされている国のように思います。
豊かな国に暮らす私には、暮らしの過酷さも知りません。なんとかこの大きな自然という財産と共存できる方法はないのでしょうか
再生可能エネルギー、再生可能農業・・・みんなで生きてゆく。
そんな世界が地球が
って思います