インドのトラの数が増加!~最新調査結果より
インド発
インド環境森林省がWWFを含むパートナー団体の協力のもと、2010年に行った推定生息頭数調査の結果、
インド国内のトラの生息数は1706頭であることが判明した。
この調査は、フィールドデータの収集、衛星データの解析、カメラトラップからの情報などを総合して、
生息頭数を推定したもの。2006年の調査結果は1411頭であったが、この時には世界最大のトラ生息地の一つ、
スンダーハンズ地方の保護区は調査対象外だった。
今回、ここには70頭の生息が確認されたため、2010年の調査結果からこれを除くと1636頭となるが、
それでも、2006年次の調査と比較して225頭増えていることになる。
WWFインターナショナルの事業局長であるジム・リーブは一連の調査結果について
「こうした数字は、野生のトラの未来に希望を与えるものです。インドのトラの回復計画において、
引き続き重要な役割を果たすことができます」とコメントした。
しかし、今回の調査を通じて、保護区になっていない地域でトラの生息地がかなり減っていることが判明。
インド政府は分断化した生息地をつなげる「緑の回廊」を保全する必要性に言及している。
WWFは今後も、さまざまな関係者と協力しながら、トラ回復計画を進めてゆく。
WWFマガジンより
野生のトラが少しでも増えているのはうれしいニュースですよね。
私、ペットはイヌ派ですけど、ネコ科の動物は大好き。
動きの素早さなんて・・と言ってもテレビのドキュメントなどで見るだけだけど(^^;
野生の動物のハンティングは、ほんとに感動してしまいますよね。
美しい毛皮が仇になり、欲望渦巻く人間社会に利用されつくした揚句、
生息場所も追われるネコ科の動物たち。
「緑の回廊」作戦をテレビのドキュメント番組で見ました。
どうかどうか多くの人の賛同を得て、成功することを深く願っています。