きっちりと並んだ花弁が可愛いダリアでした
先日ご紹介した祖母の家で
15歳年下の祖父です
何年か前に此の祖父が松本城の修理をした棟梁の弟子だった事がわかりました
孫の私から見ても役者のような祖父で、
歌舞伎や舟遊び(お台場の近くで投網船で)を経験させてもらいました
おしゃれな人で、家では和服で過ごし
大工仕事の時の服装もきっちりとしたパッチとどんぶりに紺足袋に
白いはなをの麻裏草履でした
どうして紺足袋をはくのか尋ねた事がありますが
答えは、白足袋は何度あらっても古さを隠せるが紺足袋は洗うほど色が落ちて
古さがわかり、大切なお客様に逢う時は新しい足袋で行くのが礼儀だから
ごまかしが出来ない様にとの事でした
祖父が仕上げの鉋を当てた檜の板は水をかけた2枚を合わせると離れなくなると
祖父の弟子だった母方の伯父に聞いた事があります
その叔父も四条流の包丁式の大まな板を削る事のできる人でした
同じ時に写したものらしく私は足袋に大人の下駄をはいています
祖母はこの時も和服の残り布で作った前掛けをしていますが
外出の時には上等な残り布で作った他所行の前掛けをしていました
どうも祖父が買ってくれた毛皮付のオーバーコートを着せられて
記念写真を撮ったようです
よく見るとこの時も祖母は丸髷を付けています
腰かけているのは祖父が作った縁台です
ウサギや鶏を孫のために飼っていたので
祖父の家に行くのが楽しみでした
ウサギがなついているのが判る写真です
こんな環境があったので、
私が動物や鳥好きになったのかもしれません
しばらく来ていなかった烏さんが昨日来ました
何時もの様にかりんとを一本咥えて帰って行きました