◆『心 ー日本の内面生活の暗示と影響ー』 ラフカディオ・ハーン 著 平井呈一 訳 岩波文庫
古い本である。 深夜、本棚の前に座り込んで、実は西脇順三郎の本を探していて、随分と昔に読んだこの一冊を見つけた。 表紙に掛けられた紀伊國屋のカバーには、幼い字で、書名...
◆『鷗外 闘う家長』 山崎正和 著 新潮文庫
ご覧の通り、同じ本が二冊ある。 このことに、まさに、たった今、気付いたのである。 『...
◆ まだ、あった!!
晩ごはんのあと、『鷗外 闘う家長』が二冊あったことを連れ合いに何気に話したら、「まだ、あるべ」と、彼は北海道弁で言った。 「吉本でしょっ」と私。 「あ、ほ...
◆ ふたたび、真面目に 『鷗外 闘う家長』 山崎正和 著 新潮文庫
この書は、鷗外、漱石、荷風の海外体験の比較から始まる。 明治の文豪三人が、まったく異なる立場で、ほぼ同じ時期に、またまた異なる国へ赴いたのである。 往々に...
◆『ひみつの花園』フランシス・ホジソン・バーネット 著 日当陽子 編訳 学研
『ひみつの花園』である。 私が、大昔のそのまた大昔に読んだのは、ほとんど文字だ...
◆『たけくらべ』 樋口一葉 著 岩波文庫
私が、社会の低下層の人々に興味を抱いたのは、網野善彦の諸々の著書によるが、更に、...
◆『王様の背中』 内田百 著 福武文庫
私は、おおよそ40年前ぐらい、給料をはたいて内田百の全作品の全集を、一気にごっそ...
◆ 私の身辺風景 と、いうか、アホな夫婦善哉? 古っ!!
私が占有している部屋は、いわゆるリビング。 これ、引っ越しの準備じゃない。 ...
◆『倅・三島由紀夫』 広岡梓 著 文春文庫
平岡梓とは、言うまでもなく三島由紀夫の実父である。 三島が、市ヶ谷で割腹したの...
◆『妹の力』 柳田國男 角川ソフィア文庫
この書で柳田が言う妹とは、現在でいう兄妹における妹を指すのではない。 ウィキペデ...