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朗読会 新美南吉の世界

2012-08-31 11:14:00 | concert
 「ごんぎつね」「てぶくろを買いに」などで知られる童話作家、新美南吉の生誕100年を記念して、北海道立文学館で特別展「新美南吉生誕100年 ごんぎつねの世界」(9月8日~10月21日)が開催されます。
 
 その特別展の関連イベントとして9月14日に開かれる朗読会「新美南吉の世界」で、朗読に音楽をつけさせていただきます。

 先日第一回目のリハーサルがあったのですけれど、朗読の澤井貴良子さん、村井裕子さん、お二人ともとても素敵な読み手でいらして、間合いのとりかたといい緩急といい素晴らしくて、新美南吉の描く優しくてりんとした世界が、そこにふわりと広がるようでした。文学館のNさんが、「新美南吉の透明感にはカンテレがぴったりだと思った」と言ってくださり、朗読のお二人もカンテレの音色を喜んでくださいました。

 新美南吉が29歳という若さで亡くなったことは知りませんでした。あの作品をとても若いときに残したのかと思うとなんだかせつない。

 私は子供の頃から「てぶくろを買いに」がとりわけ好きで、新美南吉の名を聞くとまず雪景色ときつねが浮かんでくるのですけれど、今回は、これまで自分が読んだことのなかった「狐」「牛をつないだ椿の木」という作品。どちらも風情あるすてきな作品で、澤井さん、村井さんの朗読にうっとり。次のリハーサルもまたとても楽しみです。

http://www.h-bungaku.or.jp/




☆9月14日(金)「新美南吉の世界」朗読会@北海道立文学館
【時間】19:00開演
【出演】朗読:澤井貴良子、村井裕子 カンテレ:あらひろこ
【ところ】北海道立文学館 札幌市中央区中島公園1-4 
      tel 011-511-7655
【チケット】一般1200円、大学生1000円、高校生500円。
      一ヶ月前より文学館にて発売開始。定員60名 
      売り切れが予想されますので、どうぞお早めにお求めください。


Ida Elinaコンサート&ワークショップ

2012-08-30 23:51:00 | kantele
 シベリウス音楽院在学中に北海道教育大学に留学し、札幌のカンテレファンの皆さんにはおなじみの、シンガー&カンテレプレイヤー、Ida Elinaことパイヴィ・オッリカイネンさんが、9月に来日します!

 ソウルフルで魅力的な歌声と、ゴスペルやソウル、ポップス、ジャズをバックボーンにした彼女の音楽スタイルに合わせて独自に発展させたパーカッシヴでベースの効いたカンテレ奏法で、フィンランドでも珍しい「ポップ/ジャズ・カンテレプレイヤー&シンガー」という独特な立ち位置を確立しつつあるIda Elina。日本に留学中には、一緒にライブをしたり、私もレッスンを受けたり、私の生徒さんたちにも彼女のレッスンをすすめました。今年、デビューアルバムをリリースしたときに、「日本での経験が、フィンランドに戻って進む方向を考えたとき、夢に向かっていくためにどれだけ力になったか。。。」というメールをもらって、なんだか涙ぐみそうになりました。

 デビューアルバムもリリースし、今とても勢いに乗っているIda。魅力的な歌とカンテレ、ぜひライブで聴いていただきたいと思います。


 札幌で、2つのライブとワークショップを、私が企画することになりました。

☆9月16日(日)Ida Elina歌とカンテレ伴奏のワークショップ
【時間】14:00~16:00
【講師】Ida Elina (Paivi Ollikainen)
【ところ】フリースペース&カフェ AMICA(札幌市西区琴似2条3丁目1-10共栄ビル4F)
【料金】3000円
【お申込み、お問合せ】arahiroko@hotmail.com

☆9月20日(木)LOKAマンスリーカンテレライブ
【時間】15:00~16:00
【出演】あらひろこ 【ゲスト】Ida Elina
【ところ】Live & culture LOKA
     札幌市中央区北1条西28丁目2-18
     011-614-5888
【料金】 2000円(ワンドリンク込み)
北欧テイストのカフェ、Live & culture LOKAにて、
毎月第3木曜日午後3時から1時間ほどの
昼下がりのくつろいだカンテレライブ。
【料金】2000円

☆9月23日(日)Ida Elina Live @ JAMUSICA
【時間】18:30開場、19:00開演
【出演】Ida Elina&Charlie Brown,あらひろこ&よこたにかずみ
【ところ】JAMUSICA http://www.jamusica.jp/
札幌市中央区北4条西28丁目1-16 ラ・ワイズビルB1F
(地下鉄東西線西28丁目駅2番出口下車すぐ)
【料金】2500円+オーダー

ほかに、9月17日にIdaと佐藤美津子さん、佐藤歌織さんとのコンサートが北海道クリスチャンセンターで、また東京では9月24日代官山のライブハウス「山羊に、聞く?」でIdaのコンサートが行われます。
詳細は「日本カンテレ友の会」のブログでどうぞ。
http://music.ap.teacup.com/kantelejapan/


Koistinen WING15

2012-08-16 11:34:00 | kantele
 夏のはじめに使い始めたコイスティネンのWING15弦カンテレ。これまでの15弦カンテレよりも音域が低く、その低音の響きが魅力です。



 15弦や10弦、11弦のカンテレは通常、一番低い音がA、上の音は10.11弦ならD、15弦なら2オクターブ上のA、というのが一般的で、ベース弦つきのものは、その下に通常あわせて4本、AとDのドローン弦が張られています。

 このKoistinenの15弦は、一番低い音がDで、そこからの2オクターブ。10、11弦で弾く音域をカヴァーしつつ、低い方に音域が広がっているのです。
 ベース弦のように用途が限定されない低い音は、とても使い勝手がよくて魅力的です。全体の音はコイスティネンらしい、伸びが良く音の重さもあって、安定して雑味の少ない音色。

 以前から愛用している十数年前のモデルのWING10弦は、チューニングのとき、オプションの半音レバーがチューニングのレンチに当たるため、いちいちレバーを操作しながらの作業が不便だったのですけれど、そういった点も改善されているようで、レンチの当たらない高さにレバーがセットされてまったく邪魔になりません。

 10弦WINGも赤で、クランベリーという名前なのですが、また赤にしてしまったので、うーむ、この子はストロベリーかな。大きさの比率からいっても。ちなみに青の5弦WINGはブルーベリー。

タルバガン&ラウマ

2012-08-16 08:13:00 | concert
 ライブ報告をしないまま何日もたってしまいましたけれど、先週金曜日8月10日の「みんたる」でのタルバガンとRAUMAのライブ、たくさんの方にお越しいただきありがとうございました!

 等々力さんとは春に彦根と伊丹でご一緒して以来。関西でご一緒した曲も、今回は3人で。

 久しぶりで間近に聴くタルバガンは、同じ喉歌だけれど二人それぞれの違った魅力に加えて、デュオとしての完成度が高くて、ぎゅっと凝縮されたステージ、かっこよかった!
前半タルバガンのステージに私も終盤加えていただき、後半はRAUMAのステージにあとから等々力さんも加わっていただいて、より無国籍な感じに。3人での曲もいっぱいあって面白かったです♪


 打ち上げで乾杯。お馬さんもひとくち。ちなみに私はノンアルコールビールです。車なので。

 3人それぞれのなじみのたくさんのお客様が来てくださって、みんたるの空気に音楽も客席の雰囲気もマッチして、とても楽しい夏の一夜でした。皆様ありがとうございました!

あすへのてがみ

2012-08-15 10:17:00 | diary
 札幌で、震災の被災者の支援を行っている「むすびば」では、被災した子供たちの絵をもとにして、被災者の方と一緒にキルトを制作する活動もしています。

 子供たちの絵に寄り添って、それを針と糸で再現する作業。

 制作されたキルトは、ニューヨークやリオ、広島など各地をまわり、被災した方たちの気持ちを伝えています。

 キルト制作の模様を伝えるスライドショーはこちらです。BGMには、私のカンテレで「ささやかな場所」と、キルトチームリーダーのNさんからのリクエストで録音した「ふるさと」を添えていただきました。心のこもったキルト制作の様子、どうぞご覧ください。